2024年03月19日

第101回:「新型コロナワクチン予約狂騒曲」by 宇野

私の住んでいる高槻市では4月末に新型コロナワクチンの接種券が届き、5月6日から受付を始めるとあった。5月6日、かかりつけ病院、かかりつけで無くとも受け付けてくれる病院、コールセンターと順次電話をかけて廻ったが、つながらなかった。そしてつながった時には予約は修了、同時にネット予約も試みていたが、パスワード更新ページに移動したりで結局つながらずつながった時には修了していた。コールセンターも1週間で夫と二人で500回以上はかけたでしょうか。これもつながらず、その後娘がかけたときに、別の番号を案内されそれにかけて、仮予約をとりました。でもこれは順次連絡がくるとのことで、何時のことか解らないあまり意味の無い予約。その後、比較的近くのクリニックには5月24日に再度申し込み受付するとの張り紙、2回目は以下のように電話予約は、受け付けないとのことでした。

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第100回:「異分野の研究者の連携で、新しい放射線影響学の樹立を:ワイズ博士講演会を聞いて」by 宇野

5月28日、京都で原子放射線の影響に関する国連科学委員会元議長であるワイズ博士の講演会が、学振の委員会や物理学会大阪・京都支部、あいんしゅたいんの共催、京大基礎物理学研究所の後援で行われた。ワイズ博士は「今回の福島原発事故の最大の不幸は、科学と科学者が国民の信頼を失ったことだ。これは、今後の50年100年にわたる大きな人類の損害である。」といい、「学問分野の壁を乗り越え、福島原発事故の教訓を科学に」と述べられた。

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第99回:「法律の論理と科学の世界:小保方さん記者会見から思ったこと」by 宇野

4月8日小保方さんの記者会見があった。ある新聞記者に聞かれていたことも有り、ちょうど自宅で仕事をしていた関係で、記者会見をみた。

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第98回:「STAP細胞をめぐる混乱に想う」by 宇野

1.STAP細胞の真偽

小保方さんのSTAP細胞について、4月1日の時点で、理研の調査報告書によると

1) 小保方さんのSTAP細胞について、4月1日の時点で、理研の調査報告書によると小保方さんに2つの点について研究不正行為があった。
2) 若山、笹井両氏については 研究不正行為はなかったが、データの正当性と正確性等について自ら確認することなく論文投稿に至っており、その責任は重大である。

と報告している。

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第97回:「季節と暦」by 保田

この文章は元々、自分のブログで書いたものだ。最初はサイエンスとはまったく関係がない話だと思っていたのだが、文章を書きながら「これはサイエンスに関係している人も興味を持ってくれるのではないか」と思えてきた。それに、この話は、僕より年配の方々にとっては「常識」かもしれないが、若い世代は知らない人も多いのではないだろうか。そう思ったので、あいんしゅたいんのブログとして、再度まとめることにした。

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第96回:「危険を煽るだけでは、本当のメッセージは伝わらない!」by 宇野

最近読んだ本に「低線量汚染地域からの報告」チェルノブイリ26年後の健康被害 (馬場朝子、山内太郎著)がある。NHKETV特集緊急出版となっていました。

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