2017年10月18日

第100回:「異分野の研究者の連携で、新しい放射線影響学の樹立を:ワイズ博士講演会を聞いて」by 宇野

5月28日、京都で原子放射線の影響に関する国連科学委員会元議長であるワイズ博士の講演会が、学振の委員会や物理学会大阪・京都支部、あいんしゅたいんの共催、京大基礎物理学研究所の後援で行われた。ワイズ博士は「今回の福島原発事故の最大の不幸は、科学と科学者が国民の信頼を失ったことだ。これは、今後の50年100年にわたる大きな人類の損害である。」といい、「学問分野の壁を乗り越え、福島原発事故の教訓を科学に」と述べられた。

続きを読む...

第99回:「法律の論理と科学の世界:小保方さん記者会見から思ったこと」by 宇野

4月8日小保方さんの記者会見があった。ある新聞記者に聞かれていたことも有り、ちょうど自宅で仕事をしていた関係で、記者会見をみた。

続きを読む...

第98回:「STAP細胞をめぐる混乱に想う」by 宇野

1.STAP細胞の真偽

小保方さんのSTAP細胞について、4月1日の時点で、理研の調査報告書によると

1) 小保方さんのSTAP細胞について、4月1日の時点で、理研の調査報告書によると小保方さんに2つの点について研究不正行為があった。
2) 若山、笹井両氏については 研究不正行為はなかったが、データの正当性と正確性等について自ら確認することなく論文投稿に至っており、その責任は重大である。

と報告している。

続きを読む...

第97回:「季節と暦」by 保田

この文章は元々、自分のブログで書いたものだ。最初はサイエンスとはまったく関係がない話だと思っていたのだが、文章を書きながら「これはサイエンスに関係している人も興味を持ってくれるのではないか」と思えてきた。それに、この話は、僕より年配の方々にとっては「常識」かもしれないが、若い世代は知らない人も多いのではないだろうか。そう思ったので、あいんしゅたいんのブログとして、再度まとめることにした。

続きを読む...

第96回:「危険を煽るだけでは、本当のメッセージは伝わらない!」by 宇野

最近読んだ本に「低線量汚染地域からの報告」チェルノブイリ26年後の健康被害 (馬場朝子、山内太郎著)がある。NHKETV特集緊急出版となっていました。

続きを読む...

第95回:「科学者の一人として福島に生きるを支える」by 宇野

大前研一原発再稼働最後の条件を読みました。北澤氏の民間事故調の報告書がやや情緒的なのに対し(これもとても興味深いでした)、技術者側からみた事故調とも位置づけられるでしょう。この間、あんしゅたいんで、北澤氏から話しを聞いたり、その後もと原子炉技術者の方々からの話を聞いて、技術者の事故調も必要と思っていただけに、大前氏の報告がほぼこれに当たるかと思いました。(国会事故調の報告書は、報道で伝えられる限りの理解で、あまり読む気になれず、読んでいません。)

続きを読む...