2017年05月24日

第93回:「ルイ・パストゥール医学研究センターのパストゥール通信2012年新春号がでました」by 宇野

今年のパストゥール通信は、「放射線とがん」特集号です。

1、放射線で癌はどのように発生するか 藤田晢也(分子免疫研究所所長)
2、東日本大震災救援医療チーム、JMATに参加して 土橋康成(臨床病理研究部部長)
3、白河市に於ける放射線から健康を守る学習会 奮闘記 宇野賀津子(基礎研究部 室長)
4、放射線とその防護 長谷川武夫(基礎研究部 室長)

という調子で、研究所の研究者がそれぞれの専門を生かして書いています。基礎から臨床的なこと、疫学的なこと、最新の癌化のメカニズム等、とても多彩です。学習会資料としてもお使いいただけるでしょう。

ここからダウンロード出来ますので、ぜひお読み下さい。

合わせて、バックナンバーも見てください。癌の生きがい療法や、癌の再発を防ぐ食事法等もあります。これらの記事は、原発事故の癌リスクに不安に思っておられる方々にお役に立つのではと思います。

ところで、これを出したところ、あちこちから反響がありました。とても、参考になるというものもありました(福島の方からも役立つと言っていただきました)。一方とたんに「原子力関連天下り団体」というレッテルが貼られたりもしました。ネットと言うのは情報が伝わるスピードも早いですが、間違った情報も伝わります。特に藤田晢也先生の「内部被ばくの脅威」の図の問題点の指摘と、トンデル論文批判は、反響を呼んだようです。


追記:藤田晢也先生がその後調べたところでは、ちくま新書の肥田舜太郎氏の「内部被ばくの脅威」には、3版以前には、パストゥール通信に掲載した図が入っていて、第3版では(内容の一部を変更・削除した)となっていて(どうも、図を差し替えた)、第4版では、添付の図も削除され、かなり変わっているとのことでした。ということで、パストゥール通信の図は、古い内部被ばくの脅威にあった図です。