2024年03月28日

第53回:「ランダムはお好き?」by 家富

私たちはランダムに対する感性に乏しいようです.「二度あることは三度ある」という表現がありますが,これは,珍しい独立事象が重ねて起こることに対する私たちの驚きの経験を語っています.しかし,その事実は不思議なことではなく,単なるランダムの性質に過ぎないのです.

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第52回:「京都大学 小山田研究室との共同研究始まる」by 松田

あいんしゅたいんと京都大学の小山田研究室の間で、電子教材や数値シミュレーションの可視化に関して共同研究を始めることになった。そのため京都大学情報メディアセンターの地下にある可視化実験室が利用できるようになった。ここにその整備状況について報告する。

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第51回:「はじめまして」by 森

はじめまして、この4月から理事に就任させていただきました、金沢大学の森 祥寛(もり よしひろ)です。

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第50回:「データの視覚化・インフォグラフィクス」by 保田

●「ニューヨークタイムズ日曜版一部に掲載されている情報量は、ルネサンス時代に一人の人間が一生かけて出会う情報量より多い。」(Richard Saul Wurman “Information Anxiety”)

 ●Googleが把握しているURLリンクの数は1兆個を越えた。(Google公式ブログ 2008/7/25)

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第49回:「こちらでの私最後のブログです」by 山田

非常勤講師の1年目が終わりました。

なかなか思い通りに行かず、反省すること、悩むこと、途方にくれることしきりでした。学ぶ意欲のある学生、授業を聞くことに慣れている学生とは、ある程度心が通じたような気がしましたが、学ぶ意欲の見えない学生を動かすことはできなかったし、あまり器用でない学生にはスキルをつけさせてやることもできませんでした。家庭教師をやっていた頃から薄々気づいてはいたのですが、1対多の授業という場は厳しく現実を突きつけてくるのですね。参りました。

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第48回:「技術革新と研究手法の変化:多項目ビーズアレイとの格闘」by 宇野

1,サイトカインハンティングの歴史から

2003年秋、日本インターフェロン・サイトカイン学会のNewsletter編集長となった私は、目玉企画を考えていた。この号には川出から―インターフェロン(IFN)の歴史から学ぶ:長野・小島の「ウイルス抑制因子」はIFNか―という非常に挑戦的な原稿がよせられた。その後これに対する小島、他の反論が寄せられ、議論が盛り上がって行く。また、今だったら語れる、記録に残しておきたいと多くの方が書いてくださり、編集委員会では「サイトカインハンティング:先頭を駆け抜けた日本人研究者達」の企画を、展開していく事となる。

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