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2025年度親子理科実験教室(春コース)第3回を開催しました

 2025年6月22日、親子理科実験教室(春コース)の第3回が行われました。
最終回となる今回は、電磁波の中で一番波長の短い放射線(X線)について学んでいきます。

放射線発見の歴史や、そもそも放射線とは一体何なのか、そしてその特徴を学んでいきます。「放射性同位元素」「放射線」「放射能」という難しい言葉も、先生の「イライラしている原子核が落ち着こうとエネルギーを出す」というユーモラスな説明で子どもたちも理解できたようです。

放射線について一通り理解できたあとは、実際に身近な素材を使って放射線の通り道が“目に見える”、そんな特別な実験「霧箱づくり」に挑戦します。
霧箱は、イギリスの科学者ウィルソンが発明した装置。飛行機雲のように、放射線の通った跡が白い線になって見えるという、不思議で美しい観察器です。ウィルソンは、なんとビールの泡をヒントにこの装置を思いついたそうです!授業では、飛行雲を例にとりながら、わかりやすく仕組みを解説してくださいました。

霧箱の観察とともに、放射線を測定するカウンター(とっても高価!)を使って音でも放射線の存在を実感。地下室のチリの中や宇宙空間など、私たちの周りには目に見えない放射線がたくさんあることを体感しました。

授業の最後には、放射線が医療や産業で役立っている一方で、量を正しく知ることが大切だというメッセージが込められていました。広島・長崎の原爆や、福島第一原発事故にも触れ、放射線との正しい向き合い方について考えるきっかけとなる教室でした。 

これで春コースは無事終了です。

次の実験教室は、8月16日17日の土日を使った2日間連続となる夏休み集中コースです。現在受講生を募集しておりますので、皆さま奮ってご参加ください!

<角山雄一先生>
 
<教室の様子>
親子理科実験教室

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