2024年度親子理科実験教室(夏休み集中コース)を開催しました
8月17日(土)・18日(日)の2日間にわたって親子理科実験教室(夏休み集中コース)を開催しました。
テーマは、「高分子」。
高分子という言葉はあまりなじみがなく、小学生では聞いたことがないかもしれないと思っていたのですが、「高分子ってなにかな」の質問に元気な答えが返ってきていました。
高分子は、沢山の分子がつながっているのですが、このつながりが複雑に絡み合って、ぐにゃぐにゃのもの、くっつきやすいもの、たくさんのものを形作っています。
動物や植物などの生き物も高分子の材料をたくさん使っています。昔から人間はこの自然界にある高分子(天然高分子と言います)使って寒さを防いだり、道具を作ったりして利用してきました。そして、近代になり、人間は高分子をを合成して作れるようになりました。
1日目は、水をたくさん含むことのできる高分子を使って「どれくらい水を吸い込むか」の実験をしました。
水がたくさん吸い込めるのはプラスとマイナスの電気を帯びた帯びた分子がくっつくか反発して、離れるかで説明できることがわかりました。仕組みが分かったところで、班毎に「高分子にはどんな使い道があるか」について班ごとに議論して発表しました。おむつや組み立て便器から始まって「ごみの脱水、畑のミストの話まで、みんないろいろなアイデアが出ました。
2日目は、牛乳とクエン酸から生分解性高分子のプラスチック作るという実験を行いました。
クエン酸の量もどれくらい入れたらいいか、大体の話を聞いて挑戦です、うまく固まって高分子が生成される子もいれば、いつまでも固まらない受講生もいました。
実験に失敗はつきものですが、問題はその原因を探り次に活かすことだとの講師の言葉に従い、みんなでうまくいかなかった原因を話し合いました。うまくいかなかった皆さんには、ぜひ自宅で再度挑戦してほしいです。
次の実験教室は、年末の企画を計画中です。お楽しみに!
<理事長の挨拶> |
<小伊藤麦先生> |
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