2024年04月24日

第23回:「一人の若手から見た『科学としての科学教育研究会』」by 山田

こんにちは、「科学としての科学教育研究会」で当日受付をしておりました山田です。

研究会も無事盛況に終わり、私自身新しい視点をいくつか持ち帰ることができました。講演してくださった先生方、参加してくださった皆様、世話人の先生方に心からお礼申し上げます。

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第22回:「『科学としての科学教育研究会』を終えて」by 青山

本NPO法人が大きく関わってきたこの研究会が終わりました.
世話人代表の坂東昌子理事長をはじめ,保田さん,前さん,山田さん達が一生懸命働いて,充実した研究会になりました.

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第21回:「法廷と科学」by 中村

法廷と科学、というと、縁遠いものに思われますが、実際には、法廷実務でも「科学」はひょっこり顔を出します。私は、弁護士になって以来、法廷の「科学」になんとなく違和感を抱いてきました。算定根拠非公開の「統計」結果って、法的判断の根拠として適切なの?とか、検体が存在しない(つまり検証不可能な)科学鑑定って、科学的といえるの?とか、未解明な課題の残る科学論文って証拠としての信頼性はないの?などなど。ぼんやりした私の疑問も、実は海外では正面から課題として取り上げられていると言うことを知った私は、日常業務にやりくりをつけ、世界一周航空券でちょっと諸外国の取り組みをのぞいてきました。

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第20回:「横沢昭彦氏の研究グループとポストドク 」by 今井

高エネルギー物理学の草分けの日本人学者である横沢昭彦氏が82歳でこの5月になくなりました。私は1980年から2年間アメリカに“留学”させてもらい、アルゴンヌ国立研究所の横沢さんの研究グループでおもいきり研究できたことが、その後の研究の糧になりました。横沢さんの急逝に哀惜の念に耐えません。当時私はすでに京都大学物理学教室の助手になっていて、一仕事終えたという時期で、若手の教員はそういう“留学”が許されていました。私の研究分野である素粒子原子核の実験研究では、当時はアメリカとの研究レベルの差はまだかなり大きく、日本での研究の発展のためということもあったと思います。

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第19回:「聴読法の勧め」by 松田

ブドウ膜炎という眼病を患い、視力が低下したので、読書の助けとなる方法を検討した。その結果、英文を目で見て、同時に耳で聞いて、速読する方法を開発した。この手法を私は聴読法とよんでいる。日本語読み上げソフトは現状では、私の要求には適合しない。

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第18回:「フェルミの問題」by 家富

先日,金融資本主義によって引き起こされた今回の経済危機を特集したテレビのドキュメンタリー番組を見ていました.現在の超金余りの状況は危機的であり,例えば2008年のデリバティブ取引残高が700兆ドルとか.同じ年に各国が生み出した総生産(GDP)をすべて集計しても60兆ドルそこそこですから,現在流通しているお金の量は途方もないものであることがわかります.その額を円に換算すれば7京円です.ついに小学校の算数で京( = 一万兆)の単位を教えなければいけない時代に突入したようです.

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