2024年04月20日

元気な女性研究者たち・・・(ブログ その16)

夢とロマンの「ポスドク力、発揮プロジェクト」 

砂山の神秘

砂を瓶に入れて、ゆすぶってみると、まるで、液体のような動きをする。この底にピンポン球を入れて揺すっていると、だんだんピンポン玉が上がってくる、逆に鉄の球の場合下がってくる。浮力の実験だそうだ。この実験は板倉聖宣編「発明発見物語―デモクリトスから素粒子まで」(国土社)の110ページにあるが、私が愛知大学に赴任した22年前に、学生たちと一緒に試みた実験の一つだ。この動きをみていると、砂がまるで液体のようにふるまう。

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女性と男性の違いはあるか?(ブログ その15)

再び湯浅年子さんをめぐって

まず、去る2009年5月21日、湯浅年子博士ラボラトリ・セレモニーが、高エネルギー研究所とフランス国立科学研究所・フランス原子力庁の国際的な研究連携として立ち上げた「日仏素粒子物理学研究所(FJ-PPL)」の主催で行われました。そこでお話しした中の一部は、オピニオン欄で紹介いたしましたが、そのあとの議論で感じたことを書いてみようと思います。それは、物理学者の女性が、「女性ならではの仕事をしている」というコメントを後で聞かされたからです。

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博士定員削減(ブログ その13)に対する意見(ブログ その14)

博士定員の縮小?(ブログ その13)に対して、ポスドクの1人から、「ブログ読みました」として意見が寄せられました。

実は、当NPOでは、今、会員同士の意見交換をして、そこで出てきた意見をまとめて公表していきたい、皆さんにアピールして、皆さんとともに、NPOとしての活動や企画を練っていきたいと、鋭意準備を進めています。ですので、そこで練り上げて行く大変重要な情報として、会員内で、まず情報を共有し、その中でのご意見をまとめてホームページに公表していきたいと考えています。今しばらくお待ちください。 

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博士定員の縮小?(ブログ その13)

「博士課程の定員縮小を 国立大に大学院再編促す 文科省要請へ」2009年5月31日東京新聞 朝刊に、こんな記事が出たという知らせをうけた。「え、ほんとですか?」思わず耳を疑った。

博士は就職先がない、という話だけが世の中に出回って、企業からみて使い物にならないとか、役に立たないといった報道にはうんざりしているのだが、博士が有り余っている、ということだけを見て、文科省がこういう方針を出すとは驚いた。まさかと思って、インターネットで検索してみた。どうやら 東京新聞 だけらしい。

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「教員免許講習教材づくり」のこぼれ話(ブログ その12)

考えてみれば、ブログも11回かいたのですね。

その1  ノーベル賞の効果と危惧
その2  小林マコちゃんの思い出
その3  オバマ政権の科学技術補佐官にジョン・ホールドレン前パグウォッシュ会議事務総長が就任へ
その4  教員免許更新講習会を経験しました!
その5  周山中学校 寺嶋先生と出会う記
その6  周山にて・・光と仲良くなろう
その7  女性研究者のネットワーク
その8  原康夫さんと小林益川理論
その9  木谷宝子さんとの出会い・・教員免許更新講習会を通じてのネットワーク
その10 大人のための科学教材への思い
その11 看護学への期待

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人間にやさしい科学(ブログ その11)

看護学への期待 

2009年4月25日、東京ガーディンパレスで開かれた一般社団法人「日本看護研究学会」の法人格獲得創立記念講演ということで、お話しさせていただき、とても感銘を受け(講演した方が感銘を受けたんですよ!)、それに新しい発見をたくさんさせていただいたので、ぜひ皆さんにご紹介したいと思います。

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