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2017年度親子理科実験教室(4月開講春~夏コース)第3回を開催しました

7月9日(日)、親子理科実験教室(4月開講春~夏コース)第3回が行われました。

今回は、実験でX線照射装置が必要となるということで、いつもの京都大学理学部セミナーハウスではなく、放射性同位元素総合センター分館で実施しました。

最初は前回までの復習を兼ねて、X線を発見したレントゲンについてのお話がありました。
先生がレントゲンが生まれたドイツの街や、レントゲンが出た大学を訪れた話をされた後、レントゲンが偶然X線を発見した陰極線の実験を簡単に再現されました。

 いよいよ実験の始まりです。

まず与えられた第1のミッションは、封がされた封筒に入っているものの中身を当てるというものです。
子どもたちは、封筒の外から手で触ったりしていましたが、ここで秘密の道具、「懐中電灯」が渡されると、懐中電灯で封筒を透かせて中身を見たり、もっと工夫した子は、封筒の上から中身を鉛筆でなぞって何が入っているかを確かめようとしていました。
封筒の中には、歯車と銀色の石(高純度のケイ素でできているテラヘルツ鉱石)が入っていたのですが、歯車は当てることができたようです。

第2のミッションは、謎の箱が渡され、その中身を当てるというものです。箱は光がと通らないので、懐中電灯は役に立ちません。
そこでいよいよX線の登場です。子どもたちそれぞれがX線フィルムを使って箱の中身を撮影しました。それを現像したものを見てみると、歯車や金色の飾り、そして本物の真珠が入っていました。

2つのミッションが終了し、X線の便利さを実感できたところで、X線を使って撮影されたいろいろな写真を見ながら、X線の性質を学ぶと同時に、それを上手に使いこなす方法を学習しました。

これで、電磁波について全3回にわたって学んできた4月開講春~夏コースは終了となりました。

<角山雄一先生>
 
<教室の様子>
親子理科実験教室

基礎科学研究所ホームページ

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