開発教材
● 教材内容について
1.大人のための教材
教材:地球はなぜ暖かいか
環境問題に関連して、地球の温度はどうのように決まるかを解説し、動画も提供しています。
本教材は、京都大学高等教育研究開発推進センターが構築した「MOST(Mutual Online System for Teaching & Learning)(https://online-tl.org)」内のマルチメディアポートフォリオ作成ツール「KEEP Toolkit」を利用して作成しています。
この件についてご協力いただいている、松下佳代教授ならびに酒井博之先生には大変お世話になりました。心から感謝しています。
2.モジュール形式教材
1)電磁気シリーズ
2010年5月~12月まで行われた親子理科実験教室では、「電磁気」をテーマとして取り上げました。
これらはどれも、小学校の教科書を参考にはしたものの、それでは不十分なところは補い、さらに、新しいアイデアを盛り込みながら、教材として使った「電流のテスター」「電気モータ」「しゃかしゃか」「手回し発電機」などの原理の説明、また「パスカル電線」を使ったり、豆磁石模型で体験させたりした記録です。動画を中心に、原理を説明する部分を盛り込みました。
参考資料として、親子理科実験教室で、出てきた子供からの質問は、親子理科実験教室ページ内の「Q&A のページ」にて回答を公開しています。
2)お話シリーズ
「親子理科実験教室」で、行った先生方のお話シリーズです。
お話は、電気磁気にちなんだものもあれば、直接電気磁気に関係するものもあります。これらも区別して整理しています。
● モジュール形式教材について(「電磁気シリーズ」・「お話しシリーズ」教材の使い方)
これらの教材は、1つの新しい考え方で、利用しやすいように工夫してあります。それは1つ1つのテーマについてできるだけ小さなまとまりで提供するということです。小さな単位(これを "教材モジュール" と名付けます)を、まるで部品を組み立てて大きな作品を作るように、自由自在に組み合わせることができるように工夫しています。
従って、学校で利用するときには、利用の目的に沿ってモジュールを組み合わせ、組み立てて頂ければと思います。
教材モジュールは、以下のような整理番号を付けています。
1.親子理科実験教室でお話しいただいた専門の先生方のシリーズ
1)PR-TS シリーズ:親子理科実験教室 春~夏コース
PR-TS-N:「標題未定」 中家剛先生
PR-TS-T :「標題未定」 田中耕一郎先生
PR-TS-M:「標題未定」 水崎隆雄先生
PR-TS-Y :「標題未定」 吉川研一先生
PR-TS-K :「標題未定」 小山田耕二先生
2)EM-TA シリーズ:親子理科実験教室 秋~冬コース
A)EM-TA-S:「電気の発見から応用までの歴史」シリーズ(全5回) 杉原和男先生
EM-TA-S-01:フランクリンと平賀源内
EM-TA-S-02:ボルタの電池から電流の利用へ
EM-TA-S-03:エルステッドの大発見
EM-TA-S-04:ファラデーの心眼
EM-TA-S-05:エジソンの送電事業
B)EM-TA-M:「電流のエネルギー」(全1回) 松田卓也先生
C)EM-TA-Y :「ラジオから音が出る不思議」シリーズ(全5回) 山下芳樹先生
EM-TA-Y-01:音を伝える方法 1(糸電話)
EM-TA-Y-02:音を伝える方法 2(物に記録)
EM-TA-Y-03:音を伝える方法 3(電波に乗せる)
EM-TA-Y-04:ラジオの原理 1(受信と選局)
EM-TA-Y-05:ラジオの原理 2(検波と受話)
2.親子理科実験教室のテーマ「電磁気」に関する解説シリーズ
1)EM-E シリーズ:「電気」シリーズ
EM-E-01:児童用テスターの作り方
EM-E-02:電気を通すもの通さないもの
EM-E-03:電流の強さを調べる
EM-E-04:電池何個で豆電球が切れるか?
EM-E-05:電池の直列と並列・いろいろな回路で豆電球をつけよう
EM-E-06:標題未定
EM-E-07:テスターを使った授業風景
2)EM-M シリーズ:「磁気」シリーズ
EM-M-01:磁石につくもの・つかないもの
EM-M-02:磁石の性質(2種類の磁極の存在、磁極間の力の性質)
EM-M-03:方位磁針の作り方/狂った方位磁針の直し方
EM-M-04:棒磁石の周りの磁界
EM-M-05:磁石の周りの磁界を砂鉄で見る
EM-M-06:切っても切っても磁石は磁石
EM-M-07:バラバラ磁石と揃った磁石
EM-M-08:釘を磁化する/磁化の原理
EM-M-09:磁気カードの情報を見る
3)EM-Iシリーズ:「電気と磁気の関係」シリーズ
EM-I-01:電流が作る磁石の力
EM-I-02:コイル電流が作る磁石の力
EM-I-03:しゃかしゃか発電機の作り方
EM-I-04:標題未定
EM-I-05:手回し発電機の作り方
【参考】使用例
例えば、電流を理解する初歩的な教室で使いたいときには、電流を図る道具 →「 児童用テスターの作り方(EM-E-01)」、どんなものが電流を通すかの実験→「児童用テスターの使い方(EM-E-02)」を使えばいいと思いますし、電流の強さをしっかり理解するという授業だと、さらに「電流の強さを調べる(EM-E-03)」などを使えばいいのです。
また電気の発見の歴史などの解説も少し入れたいという場合は、EM--T2-Sシリーズで、杉原先生の解説をつければいいと思います。
なお、「現場での教え方」も動画を撮影して、実験教室に参加された方々に、許可を取っておりますので、本当に教材として必要な方には、何らかの形で提供できるよう工夫していく予定です。一部を除いては、インターネットを通じての配信はできませんのでご了承ください。