2017年10月23日

 

2017年度 第3回定期勉強会概要

今、全国で放射線の線量を測定する方々が増えています。

ここ京都でも「チームゆりかもめ」が発足して、親子や高校生がいろいろな場所で線量測定を始めています。それらを集めるといろいろなことが見えてきます。
「京都と福島でどれほど違うのか」「山の上ではどうか」など、さらには「大きな単位や小さな単位が出てきて、どう比べていいのかわからない」といった混乱も起きています。

昨年、福島の方の中で熱心に勉強されている方が、「広島長崎の原爆被害、ビキニ事件、チェルノブイリの原発事故、そして福島といろいろな災害の様子を、広島に行ったり、東京都立第五福竜丸展示館(1976年設立)に出かけたりと、いろいろ直に見てきました。
このような惨事で頭の中はいっぱいですが、どれがどれくらいの被害なのか、放射線量規模や線種もわからず、雑然としています」といわれました。
線量についてのしっかりした判断ができ、いろいろな調査もしっかり押さえて考えてみようと、市民と科学者の共同の勉強会を計画しました。

そこで、3・11事故直後から全国の物理学者を集めて即刻線量調査を行ったリーダーである谷畑勇夫先生に、線量調査をどのようにして行ったかのお話をしていただき、しっかりした知識を身に着けたいと思います。
さらに、できれば最近問題になっているセシウムボールや、日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」の作業員被ばく事故についても、いろいろな憶測がとびかっていますが、どこまでわかっているのかしっかりわかりたいですね。

小出さんには、福島県・三春町、福島高校と世界の高校生のプロジェクト、そして市民科学運
動としてのSafe Castなどを紹介していただき、国際的な運動への広がりの意味などを話していただきます。

さらに、その間に、福島から避難されている伊藤早苗さんが福島民話の紙芝居を披露してくださいます。福島弁での民話は迫力があって、みんな引き付けられます。
伊藤さんは、フランスのテレビにもヒアリングで出演されタ亜経験があり、また紙芝居疲労では京都新聞に紹介されていて、評判になっています。とてもたくましい元気な方です。

今回は、NPO法人あいんしゅたいんの附置機関である基礎科学研究所が実施している「サロン・ド・科学の探索」との共同企画です。


日  時:2017年8月27日(日) 13:00~17:10

場  所:京都大学理学研究科セミナーハウス

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テ  ー  マ:市民と科学者学習会 ・・線量の測定で分かること・・

プログラム:

13:00~13:10  挨拶:田中貴浩(物理学会京都支部長)  
13:10~14:40  「世界に広がる線量測定市民運動」 小出重幸(日本科学技術ジャーナリスト会議理事・前会長)
14:40~14:50 質疑応答
14:50~15:10  エンターテインメント 伊藤早苗(福島南相馬避難者)
15:10~15:20 休憩
15:20~16:10  「福島事故後の放射線計測に関わって」 谷畑勇夫(大阪大学核物理センター教授)
  質疑応答
16:20~17:00  議論
17:00~17:10  閉会(まとめ) 坂東昌子(NPO法人あいんしゅたいん理事長)
 

参加申込:CAS放射線ネット特設サイト内、お問い合わせフォームよりお申し込みください

主  催:NPO法人あいんしゅたいん
共  催:市民社会フォーラム