2022年05月29日

2021年 親子理科実験教室(特別編 その1)第2回を終えて(ブログ その167)

親子理科実験教室(特別編 その1)第2回が2021年12月12日に開催されました。

第2回目は「ワクチン」のお話でした。あの活発だった高校生たちが、ちょうど試験の最中でだれも参加できなかったのがとても残念でした。「ワクチンを打ったら、高熱が出たので本当は聞きたいのですが残念です」というメールが来ました。また「ウイルスはどうしてそう何度も変異するのですか?そのことを聞きたいので、私の代わりに質問してください」という声もありました。

でも、その代わり、中学生や小学生がたくさん質問してくれました。みんな少しずつ質問するようになってくれて頼もしいです。
ワクチンの歴史の中で、狂犬病、天然痘、などさまざまな疫病を防ぐ方法が、パスツールたちの努力によって開発されたのです。それがワクチンです。1つずつウイルスや細菌の性質によってワクチンも異なること、そして今回のコロナ19に対するワクチンはたった2年の間に実用化されたのですが、この新しいタイプのワクチンについての話にもちょっと触れていただきました。

第2回目での何よりも印象深かったお話は、日本でのポリオワクチンの取り組みです。
加藤先生が最初に導入部分を話されて、その後、加藤先生が出口忠夫先生にバトンタッチされました。というのは、このワクチン導入にあたっては、NHKが大きな役割を果たしました。そしてそれをたくさんのお母さんが声にして訴え、そして最後に、時の厚生大臣が決断したのです。
この素晴らしい協力の中で、劇的にポリオ患者が減ったのです。当時のニュースを出口さんが見せて下さり、みんな感激しました。出口さんはNHKにお勤めだったことから、このリーダーだった上田哲士のこともご存じで、この素晴らしい取組が、お母さんがたのつながりが大きな役割を果たしたこと、身をもって感じたのだそうです。
日本にも、このような素晴らしいワクチンの歴史があるんですね。今、こんな大臣がいるかな、こんなNHKの熱血漢がいるかな、などとみんなで話し合いました。素晴らしいお話なので、これは別途出口さんに記録を書いてもらいました。新型コロナウイルス情報発信ページ をご覧になってください。

ついでですが、パスツールは、ほんとに偉大な科学者ですね。改めてパスツールのたくさんのお仕事や人柄をもっと知ってみたくなります。
丁度そんな時、宇野さんが、パスツールの伝記を描いた古い映画のフイルムを見つけてくださいました。なんと1937年の映画です。この映画に感激し医者になろうとされたのが、初代(公財)ルイ・パストゥール医学研究センター岸田綱太郎理事長だったそうです。余談ですが、「科捜研の女」第9話 2時間スペシャル(2022年1月13日(木)よる8:00?)にも、この研究所が使われています。

こんなこともあって、研究所の見学を兼ねたパスツールのお話と関係して細菌・ウイルス・免疫などのお話をする教室を「2021年度 親子理科実験教室(特別編 その2)」として企画中で間もなくHPに出る予定です。