2022年05月21日

2022年 年頭のご挨拶(ブログ その165)

みなさま 新年のご挨拶をさせていただきます。今年のご挨拶を書くにあたって、なかなかまとまらず時間が経ってしまいました。

<これは湯川邸の細菌(2021年12月)のお庭の映像です。京大に移管された後も丁寧にお手入れされています。>

この1年を振り返ると、前半は、がんの機序についての様々な構想を具体化したいといつもそれが頭にありました。ところが、後半8月末から12月までは、資金獲得のための(殆ど無駄になるとは思いつつ)書類書きに追われ、事務的な仕事ばかりに費やしてきました。そのなかで、当面のあいんしゅたいんの活動としては、昨年から続けてきたオンライン経由で受講可能な理科実験教室petitに加えて。

on-line cafe “続・湯川博士の贈り物” 

 申込はこちらからお願いします。

親子理科実験教室(特別編その1)

 あと2回で佳境に入ってきましたが、今からでも申し込めます。申込はこちらからお願いします。 

● 親子理科実験教室(特別編その2)

これはまだ、アップしていませんが春休み企画です。このコロナ禍の中でパスツールの偉大なお仕事をぜひともしっかりしりたいということで、ルイ・パスツール医学研究センターでの企画を実行します。余談ですが、この研究センターは来週の新春2時間スペッシャル「科捜研の女」(2022年1月13日(木)20:00〜)でお目見えします。お見逃しなく!どこで研究所が出てくるかお楽しみ!

と、盛りだくさんの企画をいたしました。みんなそれぞれ思い入れがあるのですが、子供たちと共に楽しめるよう工夫をした企画です。これらについては、これからのブログでもご紹介を次々加えていきます。

ところで、お正月前に、やっと企画が出揃ったところで、お正月からは以前から考えている大きな課題「がんの機序」についての論文を読みました。研究のことがすっかり抜けてしまっていたので、能率の悪いまま気になっていたのが、「がんの主な原因は「不運」?」という問題でした。この後どうなったかいろいろと調べていたのですが、これはがんの発生に大きな影響を及ぼすのは、環境要因でもなく、遺伝要因でもなく、運なのだという主張をめぐって研究者の間で大論争が起きたのです。

発端は、ここに纏められていますが、Nature ダイジェスト Vol. 13 No. 3 | doi : 10.1038/ndigest.2016.160312(原文:Nature (2015-12-17) | doi: 10.1038/528317a | Cancer studies clash)の論文から始まりました。
で、私はお正月にこれをめぐるいろいろな人の論文を読んでとても面白かったので、それもまた別途報告します。

やっと、少し肩の荷が下りて(とはいえ資金獲得したわけではありませんが)、カチカチに凝っていた肩が少し楽になったところです。残る人生、大切に頑張りたいですね。