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磁石につくもの・つかないもの(EM-M-01)

<磁石につくもの・つかないもの>

 

ネオジム磁石に千円札がくっついたのは、ネオジウム磁石が強力だからです。ですので、千円札の塗料に含まれるほんの少しの鉄分を磁化して引きつけるのです。従って、鉄分の多いシリアルも強力磁石にくっつきます。
最近ではネオジム磁石は100円ショップで購入できるほど身近になっていますので、試してみてください。

これからわかるように、磁石にくっつく物は、鉄やニッケルなどの特殊な金属に限られているのではありません。殆どすべての物質は磁気的な性質をもっています。磁化する物質は、特殊な物質の特殊な割合に限られた性質のようにみえますが、そうではありません。
程度の差はありますが、全ての物は磁石に何らかの反応を示します。磁石に反発する物(水や炭素(石墨)が強力磁石に反発する様子の動画は、こちらこちらを観てください。

くっつくだけでなく、反発する物質もあるのです。全ての物質が熱的な性質や電気的な性質を持つのに並んで、磁気的な性質も自然の最も基本的一般的な現象の
ひとつです。
フェライト磁石やネオジム磁石のような「永久磁石」と言われているものでも、温度を上げると磁石の性質がなくなったり、逆に磁石になっていないものでも、温度を下げると磁石になったりするのです。物質を構成している原子は、じっとしているのではなく、ランダムな運動をしています。温度が高いということは、この運動が激しいということですので、磁化の方向がなかなかそろわないのです。このように、磁石にはまだまだ面白いことがあります。
当法人ホームページ、親子理科実験教室ページ内のQ&Aのコーナーもご覧ください。

日本は磁石の研究では伝統もあり、強力磁石を作って有名な方もおられます。

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