2022年07月03日

親子理科実験教室(特別編 その1)(ブログ その171)

2021年親子理科実験教室(特別編 その1)「徹底追跡 ウイルスってなーに? ~コロナウイルスから生き物の世界へ~」の第4回「検疫ってなーに?」が、2022年2月13日に開催され、(講師:加藤茂孝先生)、とても素晴らしい報告を土田さんが書いてくださいました。今回は土田さんが報告を書いてくださいました。

この報告は、その最後に纏めた土田さんの思いがそのまま分率直に出ています。ほんとに、講演者、司会、そして土田さんという3人が同じ思いで今回のコロナ禍を通して、世界が繋がるかのような記録で、何をねがっているかの思いが的確に表れています。その上、この会で宿題ともいうべき問題についても、熱心に調べられて報告されていることはすごいです。このシリーズを行うにあたって、協力いただき、毎回、打ち合わせをして議論を深め合ってきたみなさんに分担してまとめを書いていただき感謝です。適材適所でそれぞれの回での補足もいただき、聴衆と講演者との交流がZoomでもできるという確信が持てる企画んあってきたように思います。子供たちもだんだん質問してくれるようになって素晴らしいです。

まあ、1つコメントを入れるとすれば、狂犬病について、なぜ、ウイルスが体内に入ってからでもワクチンが効くかについて、それは狂犬病のウイルスが体内で発症するのが、がきちんと皆のものになっていないという気がしています。狂犬病ウイルスは、神経の経路を通って、脳にまで到達するのに時間がかかるため、その間にワクチンを打てば、予防できるという特殊な性格の為だということ、脳にウイルスが感染した途端、ヒトでも犬と同じように苦しいので、ヒトをかんだりすること、脳にウイルスが到達したら、ほぼ100%死に至ることなどの特徴がみんなに分かったかな、と思っています。実は、このことを理解していると、次に企画しているパスツールの生涯を語る企画でみる映画がよくわかるのです。

もう一つ、ワクチンというのは、そもそも、「敵(ウイルスや細菌)が体内に入ってきたとき、それを防いで攻撃する体内のいわば「やっつける役」である戦闘部隊をつくるのですが、不活化ワクチン

弱毒化ワクチン、の2つがあることを私自身は改めて納得したことでした。実は狂犬病の場合もそうですが、「ちょっと弱まった敵(だから弱い目の毒)を体に与えて、本物が来た時にそなえる戦闘部隊体の準備がすぐできるように整えておくのが、免疫だということは皆さん、ほゞ理解しています。つまり、弱い毒を体に入れているのだと思っていたのですね。これが弱毒化ワクチンというわけです。実際、狂犬病の場合もそうですが、パスツールが狂犬病になった犬の血液をためておいて、実験していたのです。ところが、ある時、その毒を「こんなも小さいものが人を殺すはずがない」と言って、反証するために、目の前で飲んだ医者がいたのです。ところが、その医者が死ななかったのです。パスツールは「ほれ、そんな小さなものが人を殺すはずがないじゃないか」とみんなに言われるのですね。その時、パスツールの奥さんが、「その血液は古くなっていたんじゃない?」というのです(ほんとにいったのかなあ??)。で、パスツールははっと気が付いて、「ちょっとまてよ」と考え込んですぐに助手に「あの血液は、採取してから何日たっていたのだ?」と聞くのです。「1週間は立っていたと思います。ちょっと待ってください、確かめます」と言って、ラベルとノート(このノートのことをプロトコールというそうです)を比べて正確な日付を確認する画面が出てきます。なるほど、科学者は、

●「なぜこういうことが起こったか」をいつも、なぜなぜと考えていること、
● 実験するときは、記録を正確に残しておくこと

が重要だということを、この映画で見せてくれました。 

これが弱毒化ワクチンですが、もう一つ「不活化ワクチン」というのがあるのだそうです。これはすっかり毒を抜いていて、そのウイルス(や細菌)が体内に入り込んだ時に、その入口のところで、ブロックして防ぐ、つまり毒は持っていないけど、「同じ顔押している津人」を体内に送り込んで、ンものの相手が来た時にやっつける準備をするというのが、「不活化ワクチン」というのだそうです。いろいろ考えるものですね。ワクチンとか薬っていろいろ工夫ができそうで面白そうです。やりがいのある仕事なんだなあ、などと感心しました。

土田さんの記録はここのページに掲載されています。それでは土田さんの記録を楽しんでください。