2024年04月19日

森田優奈さんの素晴らしいレポート(ブログ その133)

小学校6年生まで親子理科実験教室で頑張って通っておられた森田優奈さんは、もう京都教育大学附属京都小中学校8年生(中学2年)です。
彼女は、2014年夏の自由研究「自然放射線について」をはじめとして、放射線測定をずっと続けられていましたが、昨年、2016年夏の自由研究「自然放射線について3」で『第57回自然科学観察コンクール』において、秋山仁特別賞を授与されました(<中学校の部>のところにお名前があります)。

親子理科実験教室でガイガーカウンターを作ったり、放射線のことを学んだりして、これをきっかけにしてどんどん先に進んでおられる優奈ちゃんを見ると、とても頼もしいです。
毎年の積み重ねでどんどん内容が充実し、今度の研究では高さに応じで線量が異なることを、モデルを作って検討しているのです。

なお、2014年夏の自由研究「自然放射線について」では、手作りガイガー計を用いて自然放射線と高度の関係を調べたお話をブログにも取り上げています。
さらに発展させて、2016年夏の数学自由研究「自然放射線について 数学的理論検討」では、自然放射線と高度の関係の近似式を導き、『塩野直道記念第4回「算数・数学の自由研究」作品コンクール』に出典、<中学校の部>で、地区審査から中央審査委員会の最終審査に推薦されたということです。

また近いうちに森田さんのレポート全体をご紹介できればと思っています。皆さんも参考にして、今後もこの教室のなかから卒業しても続けて先に進んでください。

森田優奈ちゃんは2月12日の「2017おもしろ算数塾 3」で、このレポートの発表をしていただきました。素晴らしい発表で、みんなびっくりしました。
また、この会ではウロボロスの使い方を3人のお友達が発表してくれました。その様子は当法人のニュースでもうかがうことができます(当日のご出席の皆様は動画で見ることができます)。

参加者の皆様から「どんなレポートか見たい」という声がたくさん届きましたので、森田さんのお許しを得て、このたび載せることができました。ご覧ください。

自然放射線について 3
自然放射線について 数学的理論検討

また、これを丁寧に見てくださった戸崎RIセンター分館長と、当あいんしゅたいん監事の今井憲一京大名誉教授が、ご専門の立場から見てくださった感想も掲載します。

感想及びコメント 戸崎允男
コメント     今井憲一

なお、森田さんからは次のようなお便りが届きました。

先日は、「おもしろ算数塾」で発表の機会を頂き、ありがとうございました。
発表、楽しかったです。私のスピーチの中の「笑ってほしいな」と思っていたところで、坂東先生がはじめに笑ってくださって本当にうれしかったです。そして、小学生の皆さんが、とても真剣に聞いてくれてうれしかったです。
今日、「自然科学観察コンクール」のホームページに授賞式の様子と自由研究の概要が掲載されました。