サイエンスアゴラ 2010
社会全体としてサイエンスをさらにうまく活用していくためには、一人でも多くの人がサイエンスとの付き合い方に関心を向ける必要があります。そこで、様々な立場の人たちがサイエンスに関する意見を交換し合うことでサイエンスに対する社会全体の意識を高めるべきだというサイエンスコミュニケーションという理念が登場しました。
サイエンスアゴラは、サイエンスコミュニケーションの多彩なイベントを開催する「広場(アゴラ)」です。
11月19日(金)の開幕シンポジウムを皮切りに、20日(土)、21日(日)の2日間に、ミニシンポジウム、トークセッション、ワークショップ、サイエンスカフェ、実演実験、ブース・ポスター展示など、全部で150あまりの企画が開催されます。
開催日時:11月19日(金)~11月21日(日)10:00~17:00
(※但し、11月19日(金)はシンポジウム 15:00~17:00 のみ)
開催場所:国際研究交流大学村(東京・お台場)
日本科学未来館、東京国際交流館、産業技術総合研究所臨海副都心センター
参 加 費:無料(一部のイベントで材料費等の実費をいただく事があります)
主 催:独立行政法人科学技術振興機構(JST)
共 催:日本学術会議、独立行政法人産業技術総合研究所、国際研究交流大学村
詳しくはサイエンスアゴラのウェブサイトをご覧下さい。
【学術会議が主催または連携する企画をご紹介します!】
『大型研究予算のあり方~市民・科学者の関与を考える』
主催:サイエンスアゴラ2010企画委員会(連携:日本学術会議)
日時:11月21日(日) 10:30~12:00
概要:昨年の事業仕分けを契機に報道等で大きく取り上げられた、科学技術に関する予算。この科学技術予算の議論を
より開かれたものとし、科学者そして広く市民が関与するにはどうすればよいのでしょうか。科学技術への関心
と理解に基づく社会の支持はいかにして得られるのでしょうか。日本学術会議と連携し、科学者コミュニティか
らの提言を切り口にこれらの課題を議論します。
※ 内容等の詳細は こちら をご覧下さい。
『新しい科学技術政策と若手研究者の役割』
主催:日本学術会議若手アカデミー委員会
日時:11月20日(土) 10:30~12:00
概要:最先端の科学研究を切り開いていく存在として、若手研究者を支援するさまざまな政策がこれまで実施されてき
ました。また最近では、若手研究者の意見を取り入れる取り組みも登場しています。
他方で、ポスドク問題をはじめ、若手研究者をめぐる環境が厳しい状況にあることがしばしば指摘されてきまし
た。本シンポジウムでは、科学技術政策に若手研究者が積極的に発言することの意義と可能性について議論した
いと思います。
※ 内容等の詳細は こちら をご覧下さい。
『科学を文化に、文化を科学に』
主催:日本学術会議、科学と社会委員会、科学力増進分科会
日時:11月20日(土) 15:00~17:00
概要:未だ日本では「科学」が文化として定着しきれていないのではないかと言われています。科学者・宇宙飛行士の
毛利衛氏と教育哲学者の鈴木晶子氏が、科学と文化の乖離と融合について話題を提供し、科学を日本の文化とし
て根付かせるためには、また、文化を科学として成立させるためにはどうすればよいかを論じ合います。
※ 内容等の詳細はこちらをご覧下さい。