2017年10月18日

第14回:「e-learning教材作りに携わって」by 前

当NPOは今年になって正式発足したものですが、去年3月の日本物理学会キャリア支援センターイベントで当NPO理事長の坂東昌子さんとお知り合いになって以来、共同研究、e-learning教材作りなど、当NPOの活動に繋がることを経験させて頂いています。当NPOは若手研究者支援をその1つの柱としており、これから当NPOに参入される若手の方も興味をお持ちになるかと思いますので、そのあたりのことを少し書いておきたいと思います。

前回の私のブログに書きましたように、去年3月の坂東さんおよび科学教育活動を実践されている若手研究者達との出会いを契機に物理の若手研究者を中心とした科学教育ネットワーク「科学教育若手研究会」が結成されました。教員免許更新e-learning講習用教材作りは、そのネットワークを通じて坂東さんから一緒に作ってみないかとお誘いを受け、参加させて頂けることになりました。構想をお持ちの坂東さんと佐藤文隆さんに、若手が共同作業者として加わらせて頂くという形です。教材作りの打ち合わせの中で、テーマは、坂東さんは環境問題と資源・エネルギーに関するもの、佐藤さんは風景の物理に関するもの、そしてあと1つは若手がメインで作る電磁波に関するものとなりました。私は環境問題と資源・エネルギーの教材に関わらせて頂くことになりました。

作業は、ネット上にファイル置き場とメーリングリストを作ると共に、定期的に直接会って打ち合わせをしながら進めました。特に、直接会って色々お話しながら進めることは大変楽しいものであると共に、とても貴重でためになるものでした。何十年も研究、教育経験があり、しかも優れた研究者、教育者である方を直に感じることができ、とても多くのことが学べました。多くの人にとっては科学は疑ってもしょうがない「結果」でしかないものでとっつき難いものと思われているところがあるかと思いますが、それに対して科学を分かりやすく噛み砕いた表現で伝える(これ自身大変)だけでなく、分野の垣根を越えた広い視野と驚きを楽しむ姿勢で、一見見えない物事のなかにある関係性をつむぐ力と実在の生身の人がおもしろいと思ったことを肌身に感じさせてくれる、そういった、人間・自然への暖かい愛情をも含んだ、伝える側の人格・人柄・人間性が持つ伝える力・人を動かす力の重要性を感じました。これは、去年の暮に見学させて頂いた坂東さん、佐藤さんによる対面での教員免許更新予備講習でも感じたことです。

当NPOには非常に魅力的な方々が集まっており、科学映像番組制作や、大人のための進化する科学教材作り、などなど、その他の企画も進み始めていますが、まだまだ面白いことはいくらでもあると思います。環境問題に関する教材作りのメンバーで、気候変動に関する研究も始まったのですが、研究者が集まれば新たな研究が生まれることもあると思います。皆様の積極的なご参加をお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします!

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