2017年05月01日

科学としての科学教育 実践編 2014「若者主体の実験教室‐夏を彩る光と涼」

NPO法人あいんしゅたいんが京都大学理学部との共催で開催している親子理科実験教室では、京都大学理学部の学生や大学院生が、AT(アシスタント・ティーチャー)として参加しています。このAT制度は、親子理科実験教室の事業を「理学研究科・理学部学生の理科実験アシスタント体験」として位置付け、若い人たちの科学普及の意欲を高め、自らの体験から実践的に学ぶことを目的としています。
そのため、当初から、彼らは単なるアシスタントではなく、自ら科学教育の一端を担うのだという意気込みがありました。そして、毎回のアンケートなども検討して、「こんな工夫をしてみたい」といった積極的な発言も多かったのです。
こうした経緯を踏まえ、「それならいっそ、ATが自ら企画して実験教室を担当してみたら?という企画が持ち上がり、昨年度に初めてATとして参加してくれていた学生が講師となり、「圧力」というテーマで実験教室を開催しました

この初めての体験を先に生かそうと、「科学としての科学教育・・実践編」というシンポジウムを開催したのが2013年11月27日でした。
この素晴らしい試みをさらに発展させようと、理学部と日本物理学会京都支部も応援して、今年度は2日間の親子理科実験教室を企画いたしました。先輩たちが呼びかけ、大学院生・学生が総勢12人にもなり、合計20回を超える準備会を経て、当日を迎えた親子理科実験教室(夏休み集中コース第2弾)昨年以上に好評でした。若者たちの成長ぶりと科学に対する思いが、子どもたちだけでなく大人にも伝わり、参加者の皆さんに感銘を与えました。
経験者の学生たちがリーダーシップを発揮し、初めて参加した学生たちのひたむきな向上心と合わさって、見事なプログラムを組み立てました。この経験により、彼らからは、「今まで式だけ理解していたことを実体験で確かめることで、自然現象をより豊かに受け取れるようになった」といった感想も寄せられています。科学普及活動の担い手として、自ら企画する中で鍛えられるいい機会を与えたことを実感しました。

そこで、この企画に参加した若い人たちの経験を聞く会を催したいと思います。どんなプログラムが、どのような子供たちの反応につながったか、そんなことを一緒に考えるミニシンポジウムを企画しました。ここでは、京大理学部の先生方や物理学会支部のみなさんにもコメントをいただきます。また、彼らの活躍ぶりを一部始終サポートいただき、当日もずっと付き合っていただいた角山雄一先生(2014年度親子理科実験教室 春コース「植物の不思議な世界」を担当)からは色々なご意見・ご感想をいただいたので、当日コメントしていただきます。

関心のある方は、老いも若きもご参加いただき、大いに若者を励ましてください。


日   時:2014年12月21日(日)13:00~16:30

場   所:京都大学理学部セミナーハウス

プログラム:13:00~13:10 挨拶 有賀哲也(京都大学理学研究科長)
                 長田哲也(京都大学理学部学術推進部長)

13:10~13:25 はじめに「若者力を生かそう!」 坂東昌子(NPO法人あいんしゅたいん理事長)

13:25~14:30 報告の部 親子理科実験教室奮闘記 実験教室参加学生

休憩 10分

14:40~15:20 講演(若者へのコメント)
       「若者に期待する」 長田哲也(理学部社会連携委員長)
       「光の科学からみたコメント」 田中耕一郎(前物理学会京都支部長)
       「一部始終付き合って」 角山雄一(RIセンター放射線教育担当) 

15:20~16:20 ディスカッション・会場との交流
        コメント 佐藤文隆(NPOあいんしゅたいん名誉会長・JEINET評価委員長)

16:20~16:30 おわりに 石田憲二(前物理学会京都支部長)

主   催:NPO法人 知的人材ネットワーク・あいんしゅたいん
      京都大学理学部
      日本物理学会京都支部