2017年10月20日

第60回:「シンポジウム『科学裁判を考える』のご案内」by 中村

私は、「不確実な科学的状況での法的意思決定」というプロジェクトに関わっています。
これは、独立行政法人科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)のプロジェクトです。弁護士がこうした研究プロジェクトに関与し、様々な分野の研究者と一緒に活動するのはあまり例がないと思いますので、毎日、新しい発見ばかりです。

さて、このプロジェクトでは、2010年8月23日に弁護士会館クレオで、シンポジウム「科学裁判を考える」を開催いたします。
裁判員裁判も始まり、科学的証拠や科学の争点を対象とする司法手続全般には、どんな問題があるのか、それにどう対応していくのか、様々な角度から注目がされるようになってきました。
シンポジウムでは、科学技術社会論の立場から「法と科学」の先駆的研究を続け,米国司法制度にも影響を与えてきたハーバード大学教授 Sheila Jasanoff氏, 科学的知見のより合理的な活用法である Concurrent Evidence の開発で知られるオーストラリアNSW州最高裁判所判事 Peter McClellan氏,専門家証人の体験から日本における課題を明らかにしてきた岡山大学大学院環境学研究科教授 津田敏秀氏を講演者とし,民事訴訟法を専門とする金子宏直氏を加えたパネルディスカッションと合わせて,法廷で科学をより適切に扱うための条件やシステムを考えてみたいと思います。

みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げております。