2017年06月26日

新年ご挨拶(ブログ その42)

2011年がやってきました。新年を新たな気持で迎えられたことと思います。

当NPOも、2009年2月5日に法人として認可され、ほぼ2年が経過しました。
この1年は、京都府の委託事業をうけ、教材づくりに取り組みました。そして、この事業に専念できる人材、ITマネージャとして勤務した方は、延 ポスドク2名、退職された学校の先生、事務担当、を雇用して仕事をすることができました。
さらに、当NPOインターン(大阪大学CLICより派遣、3か月勤務)や教材録画編集担当、それに、ボランティアでのサポートと、多くの人に関わっていただき、支えられながら、同じ研究室で働くという経験をしました。

たった、1年の委託事業も、1月15日で契約終了です。現在、最後の仕上げ、教材づくりの完成を目指しています。また事務手続き、教材作りと連動して行ってきた「親子理科実験教室」の後片付けと、残された仕事を行っているところです。

ポスドク2名と先生は、4月から、それぞれ大学での新しい職を得ました。また、インターンで関わってくださった大阪大学の大学院生も、教育関係の仕事が決まり、今最後のドクター論文を仕上げるために奮闘しています。

短い期間ですが、この間に経験したことは、沢山あります。また多くの方々に、これまでの実績を生かして活動を続けてほしいという温かいお言葉を頂いております。この仕事をさせていただいた小山田教授のもとにある可視化実験室では、タイルドディスプレイの修復が行われ、それが米国での学会でまで活躍する姿を垣間見ることができました。「可視化」というキーワードと「体験型教育」をじかに触れることができ、教育の中での位置付けが明確になってきたような気がします。引き続き、共同研究を持続できればと希望しております。

思い出しますと、この可視化実験室に、どれだけ沢山の方がお見えになり、どれだけ熱のこもった議論をしたことでしょう。引き続き、共同研究が続けられれば、知的人材のたまり場、というにふさわしいネットワークがさらに大きく広がっていくでしょう。このなかから、新しい芽が出てきていることも事実です。

新しく構想している「基礎科学研究所」では、この芽を創造的な仕事に発展させられるような活動を行いたいと思っています。

昨年末、もと京都大学職員で定年後社会人大学院に入学した女性の方が、NPO論のレポートづくりに、当法人のヒアリングにこられました。そして、「政策提言できるNPOはまず少ない貴重な存在です。」と言ってくださいました。昨年は、教育普及活動が主な仕事になりましたが、今年は、さらに加えて、知的人材活用やポスドク問題、そしてや学術政策への提言も含めて、時代の日本を背負う人材活用のあり方を探り、人びとが生き生きとその能力を発揮していける社会の実現を目指して、さらに情報を発信していきたいと決意を新たにしています。

また、昨年、長くポスドクを続けられ、その後三重大学の教員として貴重な存在感のある活動をなさっていた故中西健一さんのご両親と妻の真由子さんから、「健一の思い」をと、高額のご寄付をいただきました。ポスドク問題、健一さんの科学普及活動などへの思いを受けついだ活動をしていかねば、と、身の引き締まる思いです。この場を借りて、厚く感謝しております。

 

今年の経験はこの仕事を次につなげるべく、いろいろな資金サポートやプロジェクトに応募しましたが、採用までに至ったものはありません。まだまだ未熟な生まれたてのNPOですが、どうか、今年もご支援くださいますよう、また当活動にご参加いただきますよう、呼びかけます。どうか今年もよろしくお願いします。

2011年1月


なお、この4月からは、京都大学の ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー への参加が承認され、当法人の住所はこちらに移動します。どうぞお気軽のご来棒いただき、さらにネットワークを広げていきたいと思います。