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第65回パグウォッシュ会議長崎大会 第1回勉強会

日  時: 4月26日(土) 10:30~12:00

場  所:NPO法人あいんしゅたいん事務所(京都市左京区吉田本町 5-14)

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テ  ー  マ:「パグウォッシュ会議の当初の状況と放射線防護の歴史」

話題提供:樋口敏広

経  緯: 既に、 去る4月10日に開かれたパグウォッシュ勉強家についての相談会を開きました。集まったのは、京大理3回生・原子核工学M1の樋口さん〔白眉科学史、特に放射線防護の歴史で博士論文・ウィスコンシン大学で教鞭をとった〕・加藤さん〔京都大学名誉教授)と坂東でした。
若手と古手が集まって世代を超えた話し合いをしました。そのなかで、パグウォッシュ会議会始まるころの世界情勢と日本の科学者の様子、特にパグウォッシュ会議の直接のきっかけとなったビキニ水爆事件の頃、更には広島長崎に原爆が落とされたころの科学者たちの動きなど、歴史を概観しました。
若い人はほとんどこういう話を知らないようでした。また、特に議論が集中したのは、核兵器廃絶と放射線防護の話がどうからみあっていたか、それに対してラッセル・ローとブラット・湯川・ミュラー・ポーリング、などいろいろな科学者がどう苦悩したかという話が議論を呼びました。
科学史の樋口さんからいろいろ教えていただきました。「政治に翻弄された科学」の時代ははまだ続いていることを痛感します。冷戦時代苦労した科学者の姿と国連のUNSCEARとの連携など、いろいろ考えさせられました。

備  考:お茶とお菓子代として300円をいただきます。ご協力お願いします。

   
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