2024年03月29日

おもしろ算数塾 2016 第3回(終了)

クリックすると拡大画像でご覧いただけますお待たせしました!おもしろ算数塾!第3回のテーマは”ゲームでなるほど!数でつながる生き物の世界”です。

今回の算数塾では、生き物の世界から算数の楽しさに触れていきます。
植物やシマウマ、ライオンといった動物園でもなじみ深い生き物達を使ったゲームで皆で遊んでみましょう。ゲームで遊ぶ中で、植物と草食動物、肉食動物をつなぐ数の関係が見えてくるはずです。
遊んだ後には、ゲームで見つけた生き物をつなぐ数の関係を使って、私達人間と人間を支える生き物について皆で考えてみましょう。
算数はもちろん、私達人間を含めた生き物についても一緒に楽しく学んでいきます!

午後からは第1回に引き続き「みんなの広場」を行います。
京都大学理学部を中心とした大学生や大学院生が、普段はどんなことを学んで、どんなことに興味があるのかなど、自由に話してくれます。この機会に普段の学校生活では分からないこともたくさん質問してみましょう!

保護者の皆様には「大人の語らい」交流会も開催します。
参加した保護者の皆様でハンドマッサージを受けながら、交流や日々の相談などリラックスして語らいましょう。第1回にこられた医師の高垣先生も参加いただけるので、健康問題についてもお話しましょう。

第1回から続いてきたおもしろ算数塾は、これが最終回となります。最後の算数塾を思いっきり楽しんでください。皆様のご参加お待ちしております!


テ ー マ:ゲームでなるほど!数でつながる生き物の世界

開 催 日:3月19日(土)

場   所:京都大学 理学部6号館 4階 401号室

こちらに地図及びアクセスが掲載されています( 4 の建物です)
 ※ 親子理科実験教室の開催会場「セミナーハウス」ではありませんのでご注意ください

スケジュール:

午 前 の 部
10:00~10:40  「ゲームでなるほど」
   生き物の世界を”数”で考えてみよう!
10:40~11:00  休憩・交流会
   おやつを食べながら仲良くなろう!
11:00~12:00  「数でつながる生き物の世界」
   生き物の世界ってつながっていて、助け合っているんだね。
   フェルミ推定ってなんだろうね?フェルミ推定で考えると何がわかるの?
   大人でも子供でも楽しいよ。分数や割合がわかるようになるよ!

 「大人の語らい」(10:40~)
   保護者の皆さんへの、ホッと一息交流会(もちろん、子供たちと一緒に勉強していただいても構いません)
 
午 後 の 部
13:30~15:00  「みんなの広場」
   お兄さんやお姉さんになんでも聞こう!

※ 午後の部のみの参加も可能です

受 講 料: 一   般 :2,000円
会   員 :1,750円
午後の部のみ:   500円
※ 午前の部を受講いただく方は、午後の部の参加料は不要です
※ 午後の部のみの参加料は、一般・会員とも同額となります
※ 福島県外避難者の方は「ふるさとふくしま帰還支援事業」の対象となり、無料で受講いただけます

申  込:受講申込フォームよりお申込みください

ご 注 意: 受講者都合によりキャンセルされた場合の払込済受講料の返金は、新たな参加者募集の困難性により、開催日3日前となる3月16日(水)以降はいたしかねます。
3月15日以前にキャンセルされた場合の払込済受講料は全額返金させていただきますが、返金のための振込手数料につきましては参加者のご負担とさせていただきますので、予めご了承ください。

共  催:NPO法人 知的人材ネットワーク・あいんしゅたいん・京都大学理学部・ルイ・パストゥール医学研究センター

備  考:京都大学理学部ホームページにも情報が掲載されていますのでご覧ください

 

<みんなの広場(午後の部)に参加するお兄さん・お姉さんのご紹介>

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安部竜樹さん(京都大学大学院修士コース2年)

*遺伝子操作で拓く"簡単に薬を合成できる世界*

現在薬をつくる時に製薬会社ではどんなことをしているか知っていますか?沢山の試薬や様々な温度・気圧を駆使した沢山の行程を経てやっと薬ができます。結構大変です。
そこで、紹介したいのが遺伝子操作による薬の合成です。遺伝子は物質をつくるための設計図と同じです。そこで、遺伝子に薬をつくる方法を書き込み生物に入れると、その生物は設計図どおりに薬をつくります。この方法の利点は、生物を育てて上げるだけで薬ができちゃうことです。人工的に薬をつくるより遥かにラクなんですよ!今回はその研究の一端を詳しく説明します。

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岡田知さん(奈良女子大学大学院博士後期課程 複合現象科学専攻 2回生)

*大学生を見たことがなかった私が大学院にはいったわけ*

高校を出たら働こうと思っていた私がどうして大学にいこうと思ったか、さらにそのあと、大学院博士コースまでいくようになったか、そのわけをお話します。そしてそんな私ですから、どうしたら効果が上がるか、その勉強の仕方も少しだけわかってきたので、その秘訣も教えますね!
皆さんの中で、私のように思っている人がいれば、参考になるかもしれないと思います。

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西嶋稜平さん(京都大学農学部森林科学科卒)

*フィールドワークって何?~生き物好き、野外へ~*

みなさんは「研究」というと、どんなイメージでしょうか。薬品や機械がたくさん並んだ研究室でフラスコとにらめっこ……という印象の方が多いかもしれません。
ですが、僕の選んだ研究でそうした実験と共に必要だったこと、それは「外に出ること」でした。
小さい頃から野山を走り回って生き物を探すのが好きだった僕は、農学部でフィールドワークを通した生物学を学びました。
今回はそんな中で出会った野生生物の遺伝子の研究、また生物学から見つけた新たな自分の興味について、みなさんに楽しく伝えられたらと思います。

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西村明洋さん(京都大学理学部1回生)

*光合成を捨てた植物*

光を吸収してエネルギーに変える力「光合成」は、植物に許された特別で大事な能力だ。でも、どうやら世の中には、その光合成を捨ててしまった植物がいるらしい。変な奴だ、調べてみよう!
そんな感じの高校生活でした。この発表では、光合成をしない植物「ギンリョウソウ」とともに私の高校時代の思い出を話します。変な生き物に興味を持ってもらうのはもちろん、「こんな高校生活もある」ことを知ってもらえたら幸いです。

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福田ゆりさん(京都大学大学院修士コース2年)

*地球を救う小さい戦士!? クラミドモナスのこと、地球のエネルギーのこと*

突然ですが、クラミドモナスって知っていますか?
クラミドモナスとは、海や湖に住むとても小さな藻類のことです。実はこの生物が、地球を救うかもしれないと注目されているのです!
藻類には、生きている環境が悪くなると油をためる力があります。この油を使ってジェット機のエンジンオイルに使えないかと考えている研究者もいます。このような藻類を用いたエネルギーをバイオマスエネルギーといって石炭などの化石燃料の代わりになるのではと期待されています。この生物を用いた私の研究についてお話します。

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吉田裕介さん(京都大学大学院農学研究科修士課程2年)

*”高専”ってなあに? -理数系のための、高校・大学ではない選択肢-*

高専という言葉を聞いたことありますか? ロボコンで有名な学校と言えば分かる人もいるかもしれませんね。高専とは工業高等専門学校の略称で、”5年制”で”理数系の教育に特化した”高校といえるような場所です。私は、同じ年の友達が高校と大学で過ごしていたとても長い間、この高専で理数の世界を存分に楽しんできました。今回は自身の経験を交え、高専というユニークな学び舎について紹介します。進路で迷っている方はぜひ。

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渡邉匠さん(京都大学農学研究科修士課程1年)

*おさかなの心理学*

魚はなぜ群れをつくるのか?その反対に,なぜ群れをつくらない魚もいるのか?
魚にも個性や喜怒哀楽の感情があるのか?魚も「学習」をするのか?
水槽の魚を眺めながら,時には魚といっしょに泳ぎながら,魚の気持ちになって行動や生態を科学する「魚類心理学」.これらを人間の心理にも応用ができるのではないか?
これまでの研究で分かってきたことをお話しします。