2017年06月28日

あいんしゅたいんアピール:ホールボディ検査・検診車の関西への早期派遣要望書 2

2013年2月7日に、福島県地域医療課 被災者支援課に対して、要望書「ホールボディ検査検診車の関西への早期派遣を実現して下さい」を提出いたしました。

それ以後、京都市にも協力要請を行い、また関西への避難者と話し合いを経て、再び以下のような要望書を提出いたしました。
復興に向けて、福島県民健康調査など、福島県では県民の健康への取り組みが進んでいます。
それと呼応して、関西に避難されている方々の健康にも、これから少しずつ配慮いただくことが必要と考えています。
皆さんのご協力、特に京都の医療関係にも皆様のご協力をお願いいたします。

 

福島県地域医療課、被災者支援課 御中

要望事項:ホールボディ検査検診車の関西への早期派遣を実現して下さい

NPO法人 知的人材ネットワーク・あいんしゅたいんは、福島からの避難者たちの切実な願いに応えて、2012年度、関西でホールボディカウンター機器を設置している京都大学及び関西電力に依頼し、その協力を得て2回のホールボディ検査を行いました。そして、避難者と共に学習した成果をこれからの生きる力にしたいという願いをこめて、「ホールボディカウンター検査とは?」という小冊子にまとめました。
これらの経験を踏まえ、関西への避難者の「ホールボディカウンター検査を受けたい」との要望に応えるためには、福島で実施されているホールボディカウンター検診車を関西に派遣願うことが、極めて有効であると判断するに至りました。
そして、さる2013年2月17日に、要望書をお送りいたしました。

この間、避難者との連携を持続的に進めてきましたが、この度、避難者団体からの要望書が提出されたことを聞きました。
当法人は、既に要望をしておりますが、さらに避難者の気持ちを重んじて、関西方面の避難者を対象にした「ホールボディカウンター車」の派遣が大きな支援になると確信しています。

避難者の方々も、初期の要望では「自分の体の中のことが知りたい」というところから、今回は「客観的に放射線量の把握をすることによってこれからの生き方の参考にしたい」という意識に変わりつつあります。これからの長い将来に向けて、子供たちのために、自ら強く生きるために、という前向きな思いを込めた要望です。
京都府も、「福島からの要請があれば、積極的に協力いたします」と言っておられます。
これらの条件が整っている関西での検診が実現することになれば、その準備のための勉強会を計画して、科学者・市民・避難者が1つになって、お互いに啓発しながら、検診に向けてしっかり準備を整えるつもりでおります。

以上のような事情ですので、できるだけ早く日程を決めていただき、私どもも準備体制を整えて当日に望みたいと考えております。これは、避難者自らが、これからどう生きていくかということを考えつつ、未来への第一歩に検診を位置づけ、事前に準備を整えて、当日に臨むという新しい形の検査体制です。結果だけを提示するのではなく、それがどういう意味を持っているのか、どんな状況を反映しているのかを科学的にしっかり理解し、仲間と共に生きて行く力を得るように、検査体制を整えようと、話し合っています。

以上のような願いを、ぜひとも叶えていただきたくことを、再度要望という形で提出することにいたしました。ご配慮よろしくお願いします。 

NPO法人 あいんしゅたいん 理事長  坂東昌子
常務理事 宇野賀津子