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サロン・ド・科学の探索 2017年第4回(通算30回)

日 時:2017年4月30日(日) 14:00~17:00

場 所:NPO法人あいんしゅたいん事務所(京都市左京区吉田本町 5-14)

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テーマ:寿命の話・・どこまで伸び続けるか?

  百寿者の人数は昭和38年153人、平成27年2015年61568人と半世紀で400倍に増えました。人間の寿命はどこまで伸びるのか、限界があるのかについては諸説があります。厚労省が5年毎に発表する完全生命表を用いて日本人の最長寿命は男120歳263日、女123歳120日と推定し、寿命には99.9%の確度で限界があることを証明できました。

トーク:中山昌彦〔公益財団法人京都健康管理研究会 中央診療所 呼吸器内科顧問)

  1963年京都府立医科大学を卒業し大学院終了後、京都第一赤十字病院内科で内分泌疾患、糖尿病、後半は呼吸器内科で定年まで働きました。その後、京都中央診療所と兵庫あおの病院で内科の外来診療を週3日続けております。
趣味はスキー、スノーボード、山歩き、マラソンなど、61歳のときボストンマラソン。3時間49分11秒の記録が自己ベスト、今は下手なゴルフのみです。
 
話 題: 中山昌彦先生は、長らく京都第一赤十字病院呼吸器科で肺癌をはじめとして、呼吸器疾患の患者治療にあたってこられました。そして今は呼吸器科のご専門を生かして定年後も医療活動を続けておられます。様々な医療の現場で、たくさんの患者を診てこられた先生は、最近は寿命の問題で論文を書かれたとのこと、いったいどこまで寿命が延びるのか、という問いに答える考察をなされたそうです。
きっかけは、久しぶりに去る2017年4月8日、大手前高校時代の理科クラブの集まりがあり、そこでの議論が、がんの話から、放射線の影響の話、そしてしまいには「寿命はどんどん延びているがどこまで伸びるのが可能か」というような議論になりました。そしたら中山さんが、「統計的に調べて検討したんです」とおっしゃってので、ぜひ話を聞かせてほしいとお願いしました。
確かに、医学の発展と衛生環境や栄養状態がよくなったことで、寿命はどんどん延びています。今日も、町内会での相談の席で105歳のお母さまがいらっしゃる方がおられ、今も音楽を聴き、新聞を丹念に読んでおられるとか、明治元年生まれだそうですが、びっくりしました。好奇心が満点で、よくお話しされるそうです。そうなるといったいどこまで元気に生きられるのか、いくらでも伸ばせるような気もします。ところが中山医師の話では、「やっぱり限界がある」ということで、それはなんと、120歳代だそうです。女のほうが少し長いそうですが、へーって感じです。そもそも寿命は人によって決まっているのでしょうか?例えばマウスの実験では、実験室を清潔にして環境を良くしているので寿命を全うして死ぬのは、ほとんどがんが原因だそうです。そうなら、がんは生き物が、「もうそろそろですね」と教えてくれている寿命の終わりだということにもなります。人の場合はいろいろと事故にあったり、環境が悪かったりするので、別の原因で死に至りますが、それでもほとんどの病気が治るようになった今では、だんだんがんで死ぬ人が多くなっています。
「そもそも寿命はどうして決まるのか」という問いに、中山先生は、やっぱりいつまでも寿命が延びるのではなく、120歳代までが限度だというっことを言われます。どうして言えるのか、ぜひ知りたくなって、お話をお願いしました。
ちょうど、放射線の影響がどの程度かをきちんと出すにも、人の寿命がどのように決まるかと関連しているので、今回はCASネットワークの勉強会と合同で開きます。
実は、中山先生は、私の大手前高校時代の理科クラブで2年下でした。中山先生と知り合いになって、京都で避難者向けのホールボディカウンター集団検診を企画した時にも、お医者様としてご協力いただいたこともありがたく思っています。
そして、当アインシュタインの「低線量放射線の影響検討委員会」でお話しいただいたこともあります。そのとき、
「60歳をこしたら明日死ぬ確率は福島の放射線の影響より大きいので、今のうちにやりたいことをやるべし」と言われたことなども楽しく思い出しています。そのときの様子はブログにあります。
楽しい話になると思います。どうぞお越しください。

定 員:12名程度

申 込:「サロン・ド・科学の探索」総合ページをご覧の上、参加申込フォームよりお申込みください
    ● 申込方法が分からない場合は、直接下記連絡先へお電話ください
      TEL: 075-762-1522(平日10時~17時)
    ● サロン参加経験者の方は、下記を明記の上、直接メールいただいても結構です。
       ● 氏名
       ● 希望参加回
     メール送付先:secretariat[at]jein.jp ※ [at]を@に変更してください

備 考:クッキーとお茶代として500円をいただきます。ご協力お願いします。

   
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