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世界征服計画 その13

13. アテナの話

ビーナスは僕の手を取って、ビーナス神殿に行こうと言った。急にまわりの景色が変わって、我々はビーナス神殿にいた。キューピットもついてきていた。ビーナス神殿は大きな石造りの神殿で、そこには巨大なビーナスの座像があった。そしてその前にはベッドがしつらえられていた。ビーナスは言った。

「私は愛と美の女神として、私に手をだすことを許します」

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世界征服計画 その12

12. 秘密基地

「人類補完計画を行うためのコンピュータは、はじめは普通のコンピュータで、普通のOSを使ったものです。IntelのチップとOSとしてはLinuxのシステムになるでしょう。金にものを言わせて巨大なデータセンターを日本各地に構築します。一部は秘密めかして、地下に構築します。CIAや米軍の注意をわざと引くためです。そのためには、いかにも秘密めかして作らねばなりません。はじめは日本国内、それから徐々に世界に広げます。設置場所としては、いかにも秘密基地めかした場所に設置します。今考えているのは、アフガニスタンの盲腸ともいうべきワハン回廊です」

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世界征服計画 その11

11. ビーナスとアテナに誘惑された僕

会議が解散になり、神々は神殿の周囲にある扉から出て、別室に行ったようだ。若い美人のアテナは僕にウインクしながら近づいてきて、別室に行こうと誘った。アテナは知恵の神であるが、同時に戦いの神でもあるのだ。変なちょっかいを出したら、どんな目に遭わされるかしれない。

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世界征服計画 その10

10. 世界一極委員会と猫の爪

「そうだ。選択の問題だ。この部屋には二つの出口がある。君から見て右手のドアから出れば、我々は契約しないことになる。その場合は、君はここであったこと、私の言ったことは全て忘れる。というより私が君の記憶を抹消する。左手のドアを出れば、契約は成立する。その場合は、新しい段階に突入する。その後の手順は、その後で説明する。さあ、選択したまえ」

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世界征服計画 その9

9. 哲人政治から鉄人政治へ

「古代ギリシャの哲学者にプラトンという人物がいる。ソクラテスの弟子で、アリストテレスの先生だ。プラトンは西欧哲学の源流であり、西欧哲学とはプラトンへの膨大な注釈だとまでいわれるほどの哲学者だ。プラトンは著書『ポリティア(国家)』の中で哲人政治という概念を提唱している。ちなみにプラトンの最高の生徒がアリストテレスだ。プラトンとアリストテレスはよい師弟関係だ。ところでプラトンの本は主としてソクラテスが語り手となった対話編だ」

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世界征服計画 その8

8. この世の天国を作る

知能増強とは、人間とコンピュータの共生だ。つまり人間の知能の不足部分をコンピュータで補うのだ」

「目が悪くなると眼鏡をかけるとか、耳が悪くなると補聴器をつけるようなものですね」

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