研究所紹介  

   

活動  

   

情報発信  

   

あいんしゅたいんページ  

   

ロメオとジュリエットからUn Giorno Per Noi

詳細

シェークスピアのロメオとジュリエットはご存じだろうか。それは何度も映画化されている。1968年版のそれはオリビア・ハッセーがジュリエットの役で出ていて、それはそれは可憐であった。最近ではレオナルド・ディカプリオの映画もある。私はわざわざイタリアのヴェローナまで行き、有名なジュリエットのバルコニーを見てきた。あれは高すぎて、下からは届かない。

1968年版の映画の主題歌 A time for usをニノ・ロータが作曲している。ニノ・ロータは1911年生まれのイタリアの作曲家で、クラシック音楽と映画音楽で有名である。映画監督フェデリコ・フェリーニの映画音楽を手がけた。フランシス・コッポラ監督のゴッドファーザーのテーマで有名である。これを歌っている歌手はなんと男性である。英国のカウンターテナー歌手バラット・ワオ(Barrat Waugh)である。

この曲がイタリア語化されたものがUn Giorno Per Noiで、こちらが多くの歌手により歌われている。歌は英語よりイタリア語の方が響きがよいからであろう。

 

ヘイリー・ウェステンラとジョナサン・アンセル

ヘイリー・ウェステンラ(Hayley Westenra)は1987年生まれのニュージーランドの歌手である。まだ20代前半である。6歳の時に学芸会で歌い、絶対音感の持ち主であることを先生に認められた。12歳の時に街頭でデモCDを配り、パフォーマンスをした。それをテレビ局に認められ番組に出演した。さらに声楽指導者にも認められ個人的レッスンを受けた。ヘイリー・ウェステンラは私のひいきにしている歌手である。この人はまた別に取り上げたいと思う。

ジョナサン・アンセル(Jonathan Ansell)は英国の新進のテノール歌手でG4というグループのメンバーであったが、今はソロ活動をしている。2008年のブリット賞授賞式の時に二人で歌った曲である。私は、ヘイリーは知っていたが、アンセルは知らなかった。なかなかたいした声量の持ち主である。後に二人でエリザベス女王の前で歌っている。

 

ビヨルン・カサピエトラ

ビヨルン・カサピエトラ(Björn Casapietra)はドイツ人の父とイタリア人の母の間に生まれたドイツのテノール歌手。なかなかたいした声なのだが、頭を真ん中から分けているので、私は昔の人かと思ったが、そうではない。ドイツでは人気があるらしい。

 

ポール・ポッツ

ポール・ポッツ(Paul Pots)はイギリスのテレビのタレント発掘番組ブリテンゴットタレントが発見したウエールズ出身のテノール歌手。元は携帯電話のセールスマンであった。この人はまた取り上げたい。2010年に韓国で歌ったときの記録である。

 

Jonathan Antoine - Un Giorno Per Noi (Home Performance)

この男性歌手ジョナサン・アントワンはすごい声をしている.ただし録音は自宅でしているという.なんか少し奇妙だ.

 

ジョナサン・アントワンが17歳のときに16歳の女性に助けられて、Britain Got TalentでThe Prayer歌った時の審査員と聴衆の熱狂をご覧ください.ボール・ボッツも同じ番組で出てきたのだ。

 

Simon Cowell TALKS TOO SOON! | Britain's Got Talent Unforgettable Audition

 

同じ種類のオーストラリアのコンテストで歌ったLuke Kennedyという新人である.どれほど好むかは人それぞれであろう。

Luke Kennedy Sings Un Giorno Per Noi / A Time For Us: The Voice Australia Season 2

 

 

 

Love Theme from Romeo and Juliet - Joslin - Henri Mancini, Nino Rota

以上は歌だが,器楽曲もよいものが多い.次はJoslinという魅力的な女性バイオリニストの曲で,とても感動ものである.

 

André Rieu - Love theme from Romeo and Juliet

 

 

 

ロメオとジュリエットの台詞

ROMEO

[To JULIET] If I profane with my unworthiest hand
This holy shrine, the gentle fine is this:
My lips, two blushing pilgrims, ready stand
To smooth that rough touch with a tender kiss.

JULIET

Good pilgrim, you do wrong your hand too much,
Which mannerly devotion shows in this;
For saints have hands that pilgrims' hands do touch,
And palm to palm is holy palmers' kiss.

ROMEO

Have not saints lips, and holy palmers too?

JULIET

Ay, pilgrim, lips that they must use in prayer.

ROMEO

O, then, dear saint, let lips do what hands do;
They pray, grant thou, lest faith turn to despair.

JULIET

Saints do not move, though grant for prayers' sake.

ROMEO

Then move not, while my prayer's effect I take.
Thus from my lips, by yours, my sin is purged.

JULIET

Then have my lips the sin that they have took.

ROMEO

Sin from thy lips? O trespass sweetly urged!
Give me my sin again.

   
© NPO法人 知的人材ネットワーク・あいんしゅたいん (JEin). All Rights Reserved