2017年06月29日

「We love ふくしま プロジェクト」2013 レポート1

We Love ふくしま プロジェクト レポート

京都光華高等学校 理科教諭 栗原賢太郎

福島から京都へ避難して来られた方々のため、福島県からホールボディカウンター検診車が京都府庁にやって来ました。それに伴う各種イベントの一つである「おもしろサイエンスコーナー」を12月14日(土)と15日(日)の二日間、本校の生徒がお手伝いさせて頂くことになりました。

当プロジェクトに参加した生徒は、高校1年生と2年生を合わせて11名。そのうち、1年生は「ボス」である間浦幹浩さん(京都大学理学部3回生)の助手として働きました。この日のために、2回にわたり、本校の実験室にて、間浦さんとの綿密な打合せを行った甲斐あって(もちろん、間浦さんのご指導のお陰で)、訪れた子どもたちと触れ合いながら、スライムや浮沈子、フィルムケース爆弾などの実験を演示したり、体験させたりしていました。

2年生は、ポスター発表を担当。放射線について、感情的にではなく、科学的に正しく理解することを目指して取り組んできた放射線についての学習成果をポスターにまとめました。せっかくの機会だったので、検診に来られた方々にもポスター発表を聞いてもらいたかったというのが正直なところですが、関係の先生方がとても熱心に発表を聞いて下さったことは本当にありがたいことでした。先生方からは、今後の学習活動につながるアドバイスやご指摘を頂戴することができ、生徒たちも非常に満足した表情を見せていました。

そもそも、本校が当プロジェクトに参加させて頂くことになったのは、今年の6月に実施したサイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)講座での連携がきっかけでした。それからというもの、坂東先生(NPO法人あいんしゅたいん)や角山先生(京都大学放射性同位元素総合センター)のご指導のもと、生徒たちは放射線についての学習に真剣に取り組んできました。

お二方との出会いが、本校の理科教育に質的転換をもたらしたことに間違いはありません。今後も、知的な交流と連携の輪を大事にしながら、生徒に科学的態度を身につけてもらえるような教育の実践を展開していきたいと、強く、そして改めて実感した今回のイベントでした。

お声がけ頂きましたことを、心から感謝申し上げます。