2017年05月25日

「性差の科学」研究会

第8回「性差の科学」研究会として、女性研究者の会京都と、京大女性研究者支援センターの共催で、ハワイ大学のミルトン・ダイアモンド教授をお招きして講演会を開きます。併せて、関連の講演も行います。
ダイアモンド教授の学説を正しく理解することは、男女共同参画やジェンダーフリーバッシングに対して、根拠無きバッシングへの理論武装のためにも必須と考えます。
多くの方の参加を心待ちにしています。


第8回「性差の科学」研究会 「性はどう形づくられるのか―ミルトン・ダイアモンド講演会」

日 時:2009年8月9日(日)/京都大学百周年時計台記念館国際交流ホール?

タイムテーブル:

  • 13:30~ 受付開始
     
  • 14:00~14:05 開会挨拶
    伊藤公雄(京都大学女性研究者支援センター推進室長、文学研究科教授
     
  • 14:05~14:35 講演1:「女と男の間の性―インターセックス診療の経験から―
    菅沼信彦(京都大学医学研究科人間健康科学系専攻教授)
    性別は女と男に単純に分けられていますが、その中間とも言うべき性(インターセックス)が、マイノリティではあるものの、数多く存在します。臨床医の立場から、その診断と治療、さらに対応法について概説します。
     
  • 14:35~14:55 講演2:「マネーとダイアモンドの論争の経緯」
    宇野賀津子(ルイ・パストゥール医学研究センター基礎研究部室長)
    ダイアモンド教授は、いわゆる「マネーの双子」の臨床事例に対して、報告当初から疑問を発し、事実と反していることを報告しました。ところが日本では、なぜか教授の考えとはかけ離れたところで、ジェンダー・フリー・バッシング派の主張に理論的根拠を与える本質主義の研究者として利用されました。この辺の経緯を資料に基づいて紹介します。
     
  • 14:55~15:05 休憩
     
  • 15:05~17:05 講演3:「性的アイデンティティの発達―〈nature vs. nurture〉論争、その後―」※講演は英語(日本語の逐次通訳あり)
    ミルトン・ダイアモンド(ハワイ大学医学校教授)
    マネー教授が<人は性心理的にジェンダー・レスの状態で生まれ、ジェンダーに特徴的だと思われるのはもっぱら養育によるものだ>と主張したのに対し、ダイアモンド教授は、解剖学者、心理学者、性科学者としての立場からの豊富な経験に基づき、<人の行動は生物学的・本質的な作用と社会的・文化的な作用の双方が組み合わさった結果であり、性についても同様だ>と一貫して主張しています。ダイアモンド教授の性差 や性的発達に関する説を正しく理解することを通して、男女共同参画の理論的基盤の確立をはかりたいと思 います。
     
  • 1705~17:55 ディスカッション
     
  • 17:55~18:00 閉会挨拶
    坂東昌子(女性研究者の会・京都 代表、愛知大学名誉教授) 

 

* この企画の説明は、別に坂東昌子ブログにて紹介しております。