| 理事長挨拶 |
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あいんしゅたいん -発足にあたって ネットワークを広げよう- ついこのあいだ、京都大学の中にある「朱い実保育園」の射場園長さんから頼まれて、「母として科学者として」という話をしに、久しぶりに、保育園を訪問しました。 はるか昔、思えば、高校生のとき、大学に進学しようかどうしようか迷っていたとき、「社会や環境は変化しないというものではない。自分達で環境はかえられるのだ。子育てと仕事と両立する道は自分達できりひらけばいい」と言う高校の先生の言葉に励まされて、大学に進学したことを思い出します。そして、大学院博士課程に入ったときに、結婚し、ドクターコース2年目に長女が生まれました。そして、「研究すること」と「家庭を持つこと」を両立する道を切り開くには、保育所がいる、そこで親が働いている間、子ども達がすくすくと育つ環境を作らねばならない、そういう当時は夢みたいな未来を描いたのでした。 この最初の夢、子ども達が仲間と育つ保育園作り、のことを懐かしく思い出します。京都大学の中にできたこの保育園も、今は、本当に立派になったものです。この保育園を実現できたのは、ネットワークの力でした。沢山の人と協力して、夢をかなえるために、いろいろと創意工夫しました。環境は私達のネットワーク、仲間と作るネットワークで変えていけるのだ、ということを学びました。 それから今日まで、研究者として、女性として、母として、子ども達を通して、本当にさまざまな縦糸・横糸でつながったネットワークのなかで、沢山の仲間と知り合い、目標に向かってともに歩んできたように思います。 そして今、知的人材、特に次代をになう若い人たちがそのもてる力を発揮できる為の環境づくりのため、科学を万人のものにする為のさまざまな取り組みを、蓄積してきたネットワークを基礎に、皆さんと一緒になって希望の持てる未来のへ向かって協力し合いたいと、この「あいんしゅたいん」を立ち上げました。 私達の強みは、なんといっても、志を同じくするたくさんの仲間をもっていることです。科学を万人のものするために、そして、私達の未来を私達の力で創りあげるために、ごいっしょに力を出し合いたいと思っています。どうか、あいんしゅたいんの活動が、楽しい場になりますように、そして実り多い未来を作り上げるように、そう願っています。 あいんしゅたいん理事長 坂東昌子
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