| 8月に思うこと(ブログ その35) |
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| 作者: 坂東昌子 |
| 2010年 8月 01日(日曜日) 08:50 |
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8月、広島と長崎のこと、終戦記念日のこと・・・、終戦のころだけ、マスコミも、戦争時の真実の情報を流します。私の印象に残った2つのドキュメント番組があります。その1つが、ヨーロッパにおけるナチス崩壊の最後の瞬間、ゲシュタボがとった行動を描いたものです。 敵味方の国の区別なく、沢山の科学者を救い、国際的な役割を果たしたのは、デンマークのコペンハーゲンにあるニールス・ボーア研究所です。この所長だったボーアは、ユダヤ人の血を引いていながら、どうして占領下のデンマークにぎりぎりまでとどまることができたのか、ずっと疑問でした。 デンマークは、ドイツのお隣の国ですから、第二次世界大戦勃発後、早い時期(1940年)にナチスに占領されます。この国が、ドイツにどのように抵抗したのかは、スエーデン・ノールウェイ・フィンランドとともに、大変興味のあるところです。かなりの政治的戦略的な取引もあったに違いありませんが、それでもその国の市民が果たした抵抗の姿勢、特に、デンマーク国内にいるユダヤ人をかばい、国王をはじめとし、ユダヤ人迫害を守り抜いた物語は奇跡的でもあります。 さて、そのドキュメントというのは。ドイツの敗戦が近くなり、ゲシュタボの「ユダヤ人を出せ」という圧力に抗いきれなくなったとき、ゲシュタボの口から「水路がありますね」という暗示の言葉が出る場面が出てくるのです。そして、デンマークは、国を上げて、水路の向こうの中立国スウェーデンに、デンマーク在住のユダヤ人をたった3日で、送り込むことになったのです。 人間はそんなに悪いものではない。周りが悪く裏切り者ばかりだったら、そういう人間になってしまう。ヒトラー一人を悪者にするのは間違いであり、そうすることは歴史的な教訓にはならない。それよりも、何故ヒトラーのような人間が存在したのか、何故ヒトラーがそれだけ人々の支持を得て、権力をもちえたのか、それを、科学的に解明すべきだなのではないか、とつくづく思うのです。
この写真は、このファイルは、ウィキメディア・コモンズからの説明によると、「著作権の保護期間が著作者の没後70年以下の国においてパブリックドメインの状態にあります」ということです。 |

