2017年08月18日

第58回:「親子理科実験教室はじまる」by 前

当法人主催「親子理科実験教室(2010春〜夏コース)」の第1回が先月の5月30日に開催されました(当日の写真は こちら)。企画から運営まで携わる者の一人として、私から見た現場の様子を裏話も含めてお伝えしたいと思います。

この実験教室はweb上で学習できる理科教材(e-Learning)の作成と連動して行われているもので、小学校理科教員として豊富な経験をお持ちの松林先生を柱として企画・運営が進められています。

この「2010春〜夏コース」では、小学校理科の中で教員が教える上でも学生が学ぶ上でも難しいと言われる「電気・磁気」がテーマです。第1回は「豆電球に明かりをつけよう」をテーマとして、「豆電球と導線と電池で明かりをつける繋ぎ方」「テスター作り」「テスターで電気を通す物を調べる」「人間電線実験」「乾電池2個でより明るくする繋ぎ方」「乾電池3個で乾電池1個と同じ明るさになる繋ぎ方」「電池の直列繋ぎでより明るくなることを見る水を使ったモデル実験」などを行いました。

今回の実験講師は、前半が松林先生で後半が山下先生でした。それぞれに味のある語り口調で子供達をテーマに引き込んでいました。松林先生は身振り手振りを含めたメリハリのある語りと合間合間に繰り出すおふざけ?とダジャレで子ども達との距離を縮め、山下先生は子ども達に染み渡るようなゆっくりとした語りで、共に子ども達の考えを引き出すことを大事されていました。

各テーブル6〜7人の子ども達に1人のTA(ティーチング・アシスタント)がついて子供達をサポートするのですが、このTAの皆さんは京都大学理学部の学生で皆さん非常に熱心に子供達をサポートし、リハーサル時や反省会時には沢山の意見をいただきました。

実験教室の企画会議では松田理事から「電子の速さはのろのろ」「電流のエネルギーはどこを伝わるのか」といった面白いお話があり議論が交わされました。松田理事がアインシュタイン役となって実験教室に登場し、巷ではあまり知られていない面白い話をするという案もでましたが、先生が分散するのはよくないということで残念ながらボツになりました。

もちろん、企画・運営全てに目を配らせ統括されている理事長がおられ、理事長の吸引力で集まった多くの方々のご尽力があってこの実験教室が進められていることは言うまでもありません。

巷でよく行われている理科実験教室や科学イベントでは、小学生は沢山参加するが中学生、高校生になるにつれて参加が少なくなるそうです。今回始まった理科実験教室は対象として小学生を主としています。小学生はよく意見を言って、いろいろやりたがる好奇心の塊ですね。中学生、高校生になってくると受験に忙しくなってくるのが問題ですが、今後、中学生、高校生、大学生、大人も沢山参加するような科学実験教室も開けたらいいなと思います。

夏休みには「夏休み親子理科実験教室(集中コース)」があります。どうぞよろしくお願いいたします。