2017年08月21日

遊具を使って…力のつり合いや運動を考える(ブログ その93)

「ある夕方、一生涯善良なカトリック信者であったガリレオは、ピサの寺院で説教を聞いていた。そのとき彼の目を引いたものがあった。それは礼拝堂の天井につるされた、大きなつりランプであった。それに番僧が火を灯していったばかりで、つりランプは左右にゆれていた。ガリレオはランプの振動をじっと見つめていた。その振動は、次第に小さくなっていく。彼の目は、次第に熱をおびてきた。彼はいつの間にか、じぶんの脈をはかっていた。彼の頭には思いがけない考えがうかんだのだ。・・・・」
これは、少年少女科学名著全集7(国土社 板倉聖宣ほか)に収められている「ガリレオの生涯」の中にでてくるものです。

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科学者は信頼できるか・・・高橋真理子さんへ(ブログ その92)

「日本人の科学者が信頼を失った理由は2つあると思います。福島県原発事故の収集にあたる科学者の顔が見えなかったこと、そして、放射線の健康影響について科学者によって説明が違っていたことです。欧州からはどう見えていましたか。」

初代EU主席科学館顧問のアン・グローバーさんに投げかけた鋭い質問から始まるオピニオン「科学者は信頼できるか」(高橋真理子編集委員)が、2012年8月2日の朝日新聞朝刊にでた。

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ヒッグス粒子と巨大科学(ブログ その91)

ヒッグス粒子みつかったか?

ヒッグス粒子が見つかって、新聞では大騒ぎでしたが、実は素粒子研究者の間では、見つかるのは時の問題、確率がどの程度上がるかが勝負、という感触を持っていました。すでに1年前に、図のように、いろいろなグループがヒッグス粒子の質量について、「除外される領域」を明確にしていました。(なかなか全体像を表すような図が見つからなかったのですが、様子がわかるページがないかといろいろ見たのですで、これは大栗さんのブログから引用しています。)

横軸は、ヒッグス粒子の質量を表しています。この図の色や白を塗った領域はすでに、「排除された」ところですから、残っていたのは、矢印で縦線を入れたところだけでした。問題は、質量がどこにあったかなのですが、ニュースではその情報はありませんでした。

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福島第一原発事故による避難者の医療に係わる協力依頼(ブログ その90)

民間事故調委員長だった北澤宏一先生からメールが入ったのは、6月25日のことです。

坂東先生

昨日、宇治の京都文教大学で行われたサイエンスeネットの講演会にまいりました。
聞きに来られた方の中に南相馬から避難中のお母様がおられて、お子様の被爆についてどこかに測定あるいは相談できるところがないだろうかという質問を頂きました。坂東先生にお伺いすると京都大阪地域で適当な相談できる人がいはしないかと思い、先生にご質問させていただく次第です。
ご存じでしたら是非お教え下さい。

北澤宏一

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技術者から学ぶ(ブログ その89)

私たちが始めた低線量放射線検討会(LDM)の新しいページができて活動が可視化され、その様子が皆さんの目に少しとまるようになりました。
ここに活動報告が出ていますが、参加した方が熱心にメモを取り、詳しく報告しています。最近では学生グループの間浦くんが、自分の感想もいれてこの勉強会で学んだことを報告(セミナー報告_120606 セミナー報告_120609)を書いてくれています。
若いエネルギーがどんどん吸収している様子が伺えて楽しみな報告なのです。ぜひ見てやってください。

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中山医師の生き方アドバイス・・・LDMの話題から(ブログ その88)

低線量放射線検討会(LDM)の新しいサイトができて、この活動が可視化され、その様子が皆さんの目に少しとまるようになりました。
今回は、6月9日の中山昌彦さんの話題提供によるセミナーのこぼれ話です。

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