2024年04月20日

中山医師の生き方アドバイス・・・LDMの話題から(ブログ その88)

低線量放射線検討会(LDM)の新しいサイトができて、この活動が可視化され、その様子が皆さんの目に少しとまるようになりました。
今回は、6月9日の中山昌彦さんの話題提供によるセミナーのこぼれ話です。

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基研主導研究会「原子力・生物学と物理」のページ開設について(ブログ その87)

お知らせです・・・

この夏(2012年8月8~10日)、京都大学基礎物理学研究所で、「原子力:生物と物理」という基礎物理学研究所主催の研究会が開かれます。「基研主導型研究会」となっているのは、共同利用運営委員会に申請して、そこで採択される通常の研究会(これを「基研研究会」といいます)とは違うということです。共同利用運営委員会ではなくて、基礎物理学研究所の主催の研究会としての開催が決定された研究会なのです。すでに、基礎物理学研究所のホームページに、この研究会の案内が出ています。

基礎物理学研究所のホームページに連動して、当法人ホームページにも、議論を深めるためのページを開設いたしました。このページにいろいろな資料と議論の素材を掲載していくつもりです。

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真実を語ると反動にされる(ブログ その86)

1.性差の科学最前線の電子出版

「性差の科学の最前線」(性差の科学編集委員会)がこのたび発刊されました。pdf版は、次の方法で見ることができます。

1)Googleなどで、”性差科学の最前線”と検索すると、「性差科学の最前線 - 性差の科学編集委員会 - Google Books」がでてきます。解像度は悪いですが、内容は見ることができます。

2)高等教育研究開発推進センターが運営している「MOST」というコミュニティサイトがあります。このサイトに「性差科学の最前線」のpdf版をアップしています。大学の授業等でテキストとしてご使用していただくこともできます。解像度もきれいです。これは、教育機関の発行するものですので、みなさまが、論文等に引用されるときも、文献として引用できます。

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巨大科学・原子力(ブログ その85) 

NPO科学カフェ京都の第85回定例会は、急遽、北澤宏一氏の講演に変更されました。
この回での予告されていた長谷川晃氏の「巨大科学の効用と弊害」を急きょ変更して、関西ではなかなか聞く機会がなかった、いわゆる民間事故調査(正式には、福島原発事故独立検証)委員会の北澤宏一委員長にお願いすることになったものです。この民間事故調は、関係者のインタビューを含めて踏み込んでおり、今回の事故を通じて、その背景や制度、組織について考える機会になります。

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原子力Q&A ー 原子炉を運転しているときと休止している状態では、どこが違うのか?

「原子炉を停止すれば安全ですか?」
「原子炉は燃料を抜かない限り冷却することが必要です。ただし運転しているときと停止時とでは発熱量が違いますので、冷却する労力では桁が違います。」

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原発は止めておいたら安全か?(ブログ その83)

「相変わらず原発の安全性が云々されるときは再稼動の可否しか出てきません。基本的なことを教えていただきたいのですが、大きな地震、津波が発生した時、稼動中の場合のリスクを100とした場合、停止直後、停止半年後、1年後、2年後のリスクは(電源が喪失して冷却が不可能になった場合などを想定)大まかに言ってそれぞれ何%ぐらいと考えたらいいのですか。」問いあわせのメールがきて、やはり早くこのブログを出さないと、と思っています。
今、原発の再稼働について対立した意見が飛び交っています。私にはとても気になることがいくつかあるのですが、それはさておき、「原発は止めておけば大丈夫なのか」という問題から議論を始めたいとおもいます。

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